過去ログ - まどか「名護さんは最高です!」
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299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:40:39.86 ID:Kids5Lg0o
―紅家―

「まずは自己紹介といくよ。僕は紅渡。よろしくね」

「上条恭介です」
以下略



300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:41:08.04 ID:Kids5Lg0o
「あれが父さんの作ったバイオリンだよ」

そう言って棚の方を指す渡。

たしかに、バイオリンが飾ってあった。
以下略



301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:42:11.27 ID:Kids5Lg0o
「紅音也って言うんだ」

渡が答えた。

「やっぱり、この人が紅音也さんだったんですね」
以下略



302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:42:48.96 ID:Kids5Lg0o
「へえ…」

渡はかなり世間のことに疎い。

かつてひきこもりであったこともあり、父親の音也がそんなふうに取り上げられていたのは初めて知った。
以下略



303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:43:16.62 ID:Kids5Lg0o
「なんかすいません…初対面なのにこんなことを聞いてしまって…」

「気にしてないよ、全然。それどころか君が父さんのことを知っていたのに驚きだよ」

渡の顔を見ると、先ほどと変わっていない。
以下略



304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:43:42.33 ID:Kids5Lg0o
「お願いします」

承諾した。

「じゃあ、これを出さないとね」
以下略



305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:44:11.36 ID:Kids5Lg0o
「僕、渡さんの演奏を聞いて思ったことがあります」

恭介がポツリと漏らした。

「今まで、周りから天才と呼ばれ続けていました。表面上ではその呼び方は好きじゃなかったけど、
以下略



306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:45:02.01 ID:Kids5Lg0o
「でも、その子は動かなかった僕のことも考えずに、よくバイオリンの演奏を聞かされました。
 僕はその度に、やっぱり僕はその程度なんだって…ずっと思ってました」

ろくに弾くこともできない自分の好きだったバイオリンを聴かされる。

以下略



307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:45:31.91 ID:Kids5Lg0o
すると、家の呼び鈴がなった。

「誰だろう?」

渡が玄関を開ける。
以下略



308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:46:00.02 ID:Kids5Lg0o
―AM12:15 ポレポレ―

カラカラン

杏子「おーっす」
以下略



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