過去ログ - 梓「いま、会いにいきます」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:45:01.43 ID:NzZfbvjxo
―― 話は1年前の6月、私が25歳の時に遡る 

 ここは桜ヶ丘郊外にある墓地。
 その中にあるまだ真新しいお墓の前、線香の香りの漂う中、私は憂と軽音部のみんなと手をあわせて拝んでいた。
 墓石には「中野家」と書かれている。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:45:34.25 ID:NzZfbvjxo
―― それから数日後

 私は同居人のいなくなった家で今も1人で生活をしていた。
 実家に帰るという選択肢もあったけど、思い出の詰まったこの部屋を去る気にはならなかったから。
 
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:46:05.57 ID:NzZfbvjxo
 1年前、病院であずにゃんは亡くなる直前に私達の前でこう言った。

〜〜〜〜 回想 病院にて

梓『泣かないで唯……私、来年の雨の季節になったら必ずまた戻ってくるから』
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:46:45.60 ID:NzZfbvjxo
―― 竹達司法書士事務所

 私は町外れの小さい司法書士事務所で事務雑用で働いている。

唯「おはよーございまーす!」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:47:34.00 ID:NzZfbvjxo
――

澪「――うん、ここはそうやって……こうした方が早いし楽だと思う」

唯「ふむふむ……なるほど、確かにそうした方がよさそうだね」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:48:35.00 ID:NzZfbvjxo
澪「なんだか嬉しそうだな唯。やっぱり信じているんだあの事」

唯「うん!そりゃあありえない話だと思うけどさ、やっぱり心のどこかで期待しちゃうんだよね」

澪「ところでさ……」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:49:00.80 ID:NzZfbvjxo
 その日の夕方 平沢家(実家)

純「やっほー、憂いるー?」

憂「いらっしゃい純ちゃん。あがってあがってー」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:49:42.87 ID:NzZfbvjxo
―― 同時刻 ファミレス

 この日は軽音部のみんなとここで待ち合わせしてお話をすることになっている。
 私と澪ちゃんは仕事を上がると一緒に待ち合わせ場所のこのお店へ行って、そこでりっちゃんとムギちゃんと合流した。

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:50:15.76 ID:NzZfbvjxo
―― その夜

 この日も憂は私のとこに来て家事を手伝ってくれていた。
 自分の時間をわざわざ割いて来ているのに満面の笑顔を浮かべて嫌な顔1つしないで接してくれているその姿が正直見ていていたたまれない。
 
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:50:53.13 ID:NzZfbvjxo
―― 土曜日!

唯「うっわぁー……すごい人の数だねぇ」

憂「うん、前来た時よりも混んでるよね」
以下略



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