過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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731: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/04(月) 21:54:41.73 ID:6PiExiXO0

咄嗟の出来事だった

ジョンの体を、誰かが庇った

以下略



732: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/05(火) 08:21:17.56 ID:z4JXJ9A80
「坊主、いい顔だねぇ、そいつぁこの国の人間にしておくにはもったいないくらいの憎しみってやつでさぁ」

地面に転がった生首を、男が拾う

まるで草むらに入ったサッカーボールを少年が拾い上げるかのような、そんな自然な手つきで
以下略



733: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/05(火) 17:16:59.00 ID:z4JXJ9A80
「ぐあぁぁぁ!!!」

ゴロゴロと転がった後も、その兵士は必死に逃げようともがいている

「楽しいねぇ、実に楽しいやぁ」
以下略



734: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/05(火) 17:34:32.57 ID:z4JXJ9A80
「ひゃっはぁ!!」

だっと、駆け出した男は鎖鎌を振り回しその兵士を追いかける

「!」
以下略



735: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/05(火) 21:46:43.35 ID:z4JXJ9A80
「追いついた、ここで逃げなきゃ死ぬぜアンタ達よぉ」

「…ここで逃げなきゃ…かぁ」

兵士達は、ジリジリと後ずさりしている
以下略



736: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/07(木) 09:57:16.50 ID:LgI5FH0d0

「…ここが俺達の墓場、かぁ…」

兵士の額には、尋常ではない汗が浮かんでいる

以下略



737: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/07(木) 18:52:05.95 ID:LgI5FH0d0
「…あ…」

「はぁい、残りはお一人様ってこったね」

ドン、と胸を貫かれた兵士のこめかみを蹴りつけ、男はゆったりと歩き出す
以下略



738: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/07(木) 19:00:55.23 ID:LgI5FH0d0

(あぁ…短い人生だったなぁ…)

兵士は、瓦礫と共に地面に落ちていく

以下略



739: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/08(金) 18:26:13.43 ID:Hb7DuCSf0

ジョン「…あ…」

「おーおー、逃げださないなんていいガキだねぇ」

以下略



740: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/11(月) 10:56:34.97 ID:44GbrwKs0

足の裏がジリジリと焼かれるような感覚

懐かしく、しかしあまり嬉しいものではない感覚

以下略



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