過去ログ - 唯「あずにゃんが横浜のドラフト1位!?」憂「クライマックス!」
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2011/07/26(火) 02:19:05.29 ID:3jt9zNrk0
「ふう…もうこのへんにしとこうよ」
いちごはグローブを外し、汗ばんだ左手をタオルで拭きながら言った。
澪も同意したようだったので、外したグローブを元の木の影に戻す。
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2011/07/26(火) 02:48:08.82 ID:3jt9zNrk0
次の日の夜。
いちごは今夜もあの公園で走っていた。
もう澪のチームはこの土地を離れている。
それなのに、今日も誰かがひょいと現れて、他愛のないおしゃべりが出来るのではないか、という甘い期待が心のどこかにある。
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2011/07/26(火) 10:50:29.08 ID:3jt9zNrk0
翌日。
昼間の公園は夜と違って人が多かった。
親子連れ、子ども達の集団、休み時間をつぶすサラリーマン。
自分が何者であるかが知れたら面倒なことになるとは思っていたが、
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2011/07/26(火) 11:12:35.01 ID:3jt9zNrk0
いきなり出鼻をくじかれた。
ただ相手は子供。状況を整理し頭を落ちつけ、出来るだけ穏やかに言った。
「そっか。なんで嫌いなの?」
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2011/07/26(火) 11:27:26.72 ID:3jt9zNrk0
「おねえちゃん?」
女の子は、いちごの強い語気に鼻白んで、抱えたグローブをますます強く抱きしめた。
いちごは、ひしゃげたグローブに目をやりながら言った。
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2011/07/26(火) 17:03:51.59 ID:3jt9zNrk0
蛍光色のゴムボールが二人の間を行き来する。
いちごが時折ゴロを転がしたり、高く上に放り投げてみたりすると、女の子もそれを追って必死にパタパタと走る。
グローブはやはり女の子には大きすぎ、まともに捕球はできないようである。
だが時々ボールがうまくグラブに収まると、その度に汗ばんだ顔でにっこり笑うのだった。
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2011/07/26(火) 19:22:44.71 ID:3jt9zNrk0
それから、二人は時々この公園でキャッチボールをするようになった。
女の子は握れないグローブの扱いにも慣れ、いつしかいちごの投げたボールを上手に捕まえられるようになっていた。
すると彼女の興味は捕ることから投げることへ移ったようで、いちごの構えるグラブめがけ目いっぱいボールを投げ込むことを楽しみとするようになった。
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2011/07/27(水) 11:12:24.61 ID:B52d7inW0
家に帰って一息ついていると、携帯にメールが届いていることに気がついた。
秋山澪からだ。
彼女とはあの日から数回メールでやりとりしている。
大体は、彼女のチームが勝ち進んだことへの祝辞であり、シーズンが完全に連絡が終わってから連絡が来るのは珍しかった。
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2011/07/27(水) 12:00:46.10 ID:B52d7inW0
冬の日。
この日は朝からどんよりと重たい雲が空を覆っていた。
風も肌を切るように冷たい。
雪になるだろうと天気予報では言っていた。
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2011/07/27(水) 12:31:42.32 ID:B52d7inW0
「パパのだもん」
「え?」
「パパが買ってくれたの。一緒にこれで遊ぼうって」
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