367:1[saga]
2011/12/11(日) 11:09:39.52 ID:e+HHFXwS0
*
「なんてゆーかさ、今のまどかを見てると、忠犬ハチ公が思い浮かぶんだよなぁ〜」
368:1[saga]
2011/12/11(日) 11:10:35.12 ID:e+HHFXwS0
「あー……。それはまた難しそうだねぇ。
ほら、まどかは一回ほむらのとの約束破ってるじゃん。
負い目も感じてるだろうし、きっと、今度こそは絶対約束を守るぞ! なんて思ってるだろうなぁ。
----もう、あんなほむらは見たくないだろうし……」
369:1[saga]
2011/12/11(日) 11:11:38.15 ID:e+HHFXwS0
さやかは気を取り直して食べようと、網の上の肉に箸をのばす。
「それにしてもさ、さやかはよく覚えてたな。飯奢ってくれるって約束。
あたしはてっきり、もう忘れてると思ってたよ」
370:1[saga]
2011/12/11(日) 11:13:33.14 ID:e+HHFXwS0
さやかは網の上の肉をひっくり返す。
「そういうの、何て言うんだっけ? 既視感(デジャヴ)?」
371:1[saga]
2011/12/11(日) 11:14:33.33 ID:e+HHFXwS0
「また話は変わるけど、マミは元気か? しばらく姿を見てないんだけど」
「ああ、マミさん? マミさんはね、魔法少女を引退したんだってさ」
372:1[saga]
2011/12/11(日) 11:15:40.33 ID:e+HHFXwS0
杏子は舌打ちする。
「マミは今家か?!」
373:1[saga]
2011/12/11(日) 11:16:45.26 ID:e+HHFXwS0
『そんなこと言われたって、私、もう手持ちのグリーフシードは一個も無いわよ?
別に魔法が使えなくなったからって死ぬわけじゃ無いんだからいいじゃない。
----悪いけど、時間が惜しいわ。もう切るわよ』
374:1[saga]
2011/12/11(日) 11:17:36.76 ID:e+HHFXwS0
*
マミのマンションに着くや否や、杏子は呼び鈴も押さずに、
375:1[saga]
2011/12/11(日) 11:18:40.23 ID:e+HHFXwS0
「貴女、本当に一体どうしちゃったの? 何か変なものでも食べた?」
「うっせーな。いいから早くしろよ」
376:1[saga]
2011/12/11(日) 11:19:35.68 ID:e+HHFXwS0
杏子は、マミに話すべきか隠し通すべきか、迷っていた。
ほむらにはナイショにしろと言われている。
アイツの体験談を聞く限りでは、この話は隠し通すべきだ。
377:1[saga]
2011/12/11(日) 11:20:33.88 ID:e+HHFXwS0
でも、ほむらの時と今では状況が違う。
ほむらの話を聞く限りでは、当時は仲間内の関係がギクシャクしていて、酷い緊張状態にあったんだろう。
そこに魔女化の話が真実だと分かって、緊張の糸がプッツンしちまったんだ。
けれど、今は違う。
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