102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/03(土) 01:02:21.86 ID:mg8F6dwRo
結局のところ、自分は××××ではなく×××に執着しているのかもしれない。
彼よりも優位に立ちたいと考えているのかも知れない。×××は××××に特別な感情を持っていないだろう。
なぜだろう? コンプレックス? なぜ? 彼に劣るところなどなにひとつないはずなのに?
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/03(土) 01:02:48.61 ID:mg8F6dwRo
つづく
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 00:58:45.45 ID:wbDVTs5Go
××××は×××が好きだった。
×××は××××を×××××××××××。
105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 00:59:49.48 ID:wbDVTs5Go
突き詰めて考えてみよう。そう思った彼は、今までの記憶を辿ってみることにした。
どこからがいいだろう。どこで失敗したのだろう。
考えるまでもなく、高校を辞めたことが思い当たった。
106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:00:21.61 ID:wbDVTs5Go
どこで間違ったのか、と問えば、転機がどこかにあるというわけではないように見える。
もともと臆病で、何に対しても真剣でなく、いつも人の陰に立つことを好んでいた。
ひなたに立つ人間に嫉妬しながらも、重圧から逃れるために日陰にいることを好ましいとすら感じていた。
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:01:10.86 ID:wbDVTs5Go
それでも、と彼は思った。
それでもやっていくしかない。もう、子供ではないのだから。
ぼんやりとした頭で過去を振り返っていると、不意にムラサキの顔が浮かんだ。
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:01:36.83 ID:wbDVTs5Go
嫉妬、羨望、敵愾心。
あんな奴がいなければ、という気持ち。
彼はようやく気付く。日陰者がおこがましいと自分で思うが、彼はヤマトをライバル視していたのだ。
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:02.89 ID:wbDVTs5Go
◆
――×××が好き?
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:29.65 ID:wbDVTs5Go
――告白、しないのか?
「……」
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:59.02 ID:wbDVTs5Go
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