過去ログ - 男「だったら俺が悪いのかよ!」
1- 20
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:02.89 ID:wbDVTs5Go

                   ◆

 ――×××が好き?

以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:29.65 ID:wbDVTs5Go

 ――告白、しないのか?

「……」

以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:02:59.02 ID:wbDVTs5Go

                   ◆
 
                   ◆

以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:03:30.88 ID:wbDVTs5Go

 待合室には××××と×××が並んで座っている。夜の街には誰もいない。
 待合室では××××と×××が楽しそうに話をしている。夜の街には誰もいない。
 暗い部屋では女が二人すすり泣いている。なぜ泣いているのだろう? 思考はまったくもって正常だと彼は思った。
 夜の街には誰もいない。待合室では××××と×××が性交を続けていた。
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:04:18.58 ID:wbDVTs5Go

 誰かが耳元でささやき続けている。いつまでこんなことを続けるのだろう。いつからこんなことを続けているのだろう。
 どうでもいい、と彼は思った。
 
 重要なのはそんなことではなく、むしろ が   であるということ。
以下略



114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:04:48.15 ID:wbDVTs5Go

                   ◆

 待合室に戻る。風邪が治ってからは、思考が妙な方向に流れ出すことはなくなった。
 彼はそのことを不思議に思わなかった。たぶん、それは当然のことなのだ。
以下略



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:05:10.86 ID:wbDVTs5Go

 それでも、彼女は沈黙を繰り返すことだけはしなかった。

「学校」

以下略



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:05:37.03 ID:wbDVTs5Go

                   ◆


 彼は公園のベンチに座っていた。寒空の下で何もせずぼーっとしていると、自分がなぜこんなことをしているのかが不意に分からなくなるときがある。
以下略



117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:06:04.05 ID:wbDVTs5Go

「俺はおまえが大嫌いだ」

 吐き捨てるように彼が言うと、隣に座る男が驚いたように顔を上げた。

以下略



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:06:30.40 ID:wbDVTs5Go

 ×××は何を言い返せばいいのか分からないような表情でぼんやりと彼を見ていた。
 彼にとってはその変化ももうどうでもいいことだ。どうでもいいことだ、と彼は頭の中で繰り返した。

 その場を立ち去ってから、しばらくあてどもなく歩く。
以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/09/05(月) 01:06:55.96 ID:wbDVTs5Go

                   ◆


 ヤマトから連絡が来たのは、体調がよくなった数日後、自動車学校に行った翌日のことだった。
以下略



132Res/141.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice