926: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:14:07.65 ID:oXCf2Zm80
「さ、さやかちゃんっ!?」
急なさやかの様子の変化に彼女は驚き、心配に顔を歪めた
927: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:15:47.09 ID:oXCf2Zm80
その後、さやかは急いで朝の準備を済ませると、彼女の待つダイニングまで降りて行った
そこには、見滝原中学の制服の上にエプロンを来ている彼女が、せっせとテーブルの上に朝食を並べている姿があった
928: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:16:48.18 ID:oXCf2Zm80
「てぃひひっ!どうぞっ」
そんなさやかに嬉しげな笑みを見せ、食べる事を促すと
929: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:17:58.31 ID:oXCf2Zm80
その後もさやかは度々強いデジャブを感じられ、その度に、頭痛と吐き気に苦しんだ
登校する時も、学校で授業を受ける時も、居眠りをした時に見た悪夢にも、その後の彼女が抱きしめてくれた事にも、
下校するときも、夕食を取る時も、入浴の時も、浴室を経ての性交の時も。事あるごとに
930: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:18:57.74 ID:oXCf2Zm80
さやか「あああああああああ!!!!」
その姿にさやかは金を切る様な大きな叫び声をを上げると、頭を抱えその場に蹲った
931: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:20:42.38 ID:oXCf2Zm80
それからもさやかは苦しみの日々を送っていった
さやかを襲うデジャブと幻覚は日が増すたびにその量を増やしていき、その度にさやかを激しい頭痛に、吐き気に、恐怖に苦しめる
その度に彼女は気遣い、支えてさやかを落ちつけていたが、それも日が増すたびに効果が薄れていった
932: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:22:34.05 ID:oXCf2Zm80
「さやか……ちゃん……?」
突然怒鳴られた事に困惑し、彼女はオロオロとその口に手を当てた
933: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:24:20.18 ID:oXCf2Zm80
その言葉を聞くと同時に、さやかに今までに感じた事のないほどの頭痛と、吐き気がその身に襲った
あまりの吐き気にさやかは胃の中の物を吐きだしてしまい、その吐瀉物で床を汚した
934: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:25:37.14 ID:oXCf2Zm80
さやかは完全におかしくなってしまっていた
当たり前の事をどうしてと聞き、ここにはいない人間の名前を口に出す
彼女はそれに顔を強張らせると、諭すように声をかけ始めた
935: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:28:01.44 ID:oXCf2Zm80
途端、ぷつん。と何かが切れる様な音が、彼女たちのいる空間に鳴り響く
それと同時に彼女たちの周りにあったモノが砂のように崩れ始めた
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