過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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26: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:39:10.09 ID:p2kapb3X0

ひとまず場所を移して、公園のベンチに座った。
今は、杏子の隣でもきゅもきゅと食べ物を頬張っている。

(……リス、いや、ハムスター?)
以下略



27: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:40:21.23 ID:p2kapb3X0

だが。
だとしたら。

(どうしてこいつは、こうも平然としていられる―――?)
以下略



28: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:41:24.86 ID:p2kapb3X0

だが、人間には裏がある。
元々壮絶な環境に身を置いていたり、二人に恨みがあったのかもしれない。

そこまで考えて、やめた。
以下略



29: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:42:44.30 ID:p2kapb3X0





以下略



30: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:44:23.52 ID:p2kapb3X0

山積みにされたぬいぐるみ。
上部から吊るされたアーム。

所謂クレーンゲームだとか、UFOキャッチャーだとかそういうものだ。
以下略



31: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:45:13.81 ID:p2kapb3X0

余談になるが、杏子はゲーセンを極めている、と言っても過言ではない。
少なくとも、同年代の少女の中では群を抜いているだろう。

まあ、普通の人々が学校や仕事に明け暮れている時間でも遊んでいるというアドバンテージあってのことだが。
以下略



32: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:46:16.48 ID:p2kapb3X0

「あ! あぅ……」

前後の位置を測りそこねて、アームが空振りする。
これは横から見ながら操作すればどうにかなるのだが。
以下略



33: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:47:20.49 ID:p2kapb3X0

今度の原因は、重心だ。
重さの釣り合いがついている場所を掴まないと、些細な揺れで落ちてしまう。

もっとも、これらの問題は慣れている杏子には有って無いようなものだ。
以下略



34: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:48:13.88 ID:p2kapb3X0

「わぁっ……!」

「ホラ、大事に持っときな」

以下略



35: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:49:30.25 ID:p2kapb3X0

声の方に振り返れば、長い黒髪を揺らす少女が居た。
暁美ほむら。
いつも仏頂面で、どこか冷めた様子で―――昨日は、意外にも泣いていた。

以下略



36: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:51:43.62 ID:p2kapb3X0

そこで、杏子は気付いた。

「……あんたがここに居るってことは、マミはもう家に居るよな?」

以下略



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