129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/22(土) 23:46:36.65 ID:iXikT9QIO
SS速報のばかあああああさ
>>1乙
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/22(土) 23:47:36.12 ID:iXikT9QIO
SS速報のばかあああああさ
>>1乙
131:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:09:30.26 ID:VvTHD4vM0
中断して申し訳ありませんでした。
とりあえず、第4話、第5話をUPさせていただきます。
132:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:11:32.22 ID:VvTHD4vM0
*
「負担をかけすぎだ……」
数日後、自室のベッドの上で呼吸器を取り付けられ、意識混濁状態になって眠っている汀を見て、大河内が苦そうに口を開く。
133:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:12:15.78 ID:VvTHD4vM0
「結果を残せなければ、生きている意味も、存在している意味もない。過程なんてどうだっていいんだ」
「そのためにこの子を犠牲にしてもか。そうでもしなきゃ、お前の復讐は成し得ないとでも言いたいのか?」
「ああ」
134:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:12:47.90 ID:VvTHD4vM0
「騙していることは確かだろう。この子に真実を告げるんだ!」
「嫌だね。真実を告げたら、こいつは道具としての価値をなくす」
拳を握り締めている大河内の言葉を打ち消して、圭介は続けた。
135:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:13:34.50 ID:VvTHD4vM0
*
汀が目を覚ましたのは、それから一週間経った夜中のことだった。
しばらくぼんやりしていたが、苦しそうに呼吸器を外し、何度か咳をする。
そして汀は、ナースコールのボタンを押した。
136:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:14:21.71 ID:VvTHD4vM0
「夢に出てきたの。じゃあ、私の勘違いかな」
「ああ、お前の夢の中での出来事だよ」
圭介はそう言って、汀の手を握った。
137:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:15:10.37 ID:VvTHD4vM0
*
女の子は目を覚ました。
ぼんやりとした頭のまま、周囲を見回す。
見慣れない病室。
138:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:16:09.05 ID:VvTHD4vM0
それが分からないことに、女の子は愕然とした。
大河内は少し押し黙った後、何かを言いかけた。
しかし後ろの青年が、資料を見ながら声を上げる。
「汀(みぎわ)だ。苗字は、高畑」
139:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:17:02.08 ID:VvTHD4vM0
「まぁ……まだ起きたばかりで分からないことが多すぎるだろうから、ゆっくり理解していこう、な? 私が、君のリハビリと訓練を担当させてもらうから」
「リハビリ? 訓練?」
「うん。大丈夫だ。少し頑張ればすぐによくなるさ」
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