155:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/11(日) 05:53:43.15 ID:wTH8pZh8o
乙
156:SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)[sage]
2011/12/31(土) 17:40:41.69 ID:yrnre/FBo
ラストはいつだ
157: ◆/4AHdsw06Y[saga]
2012/01/04(水) 01:57:56.96 ID:AiUnSeA3o
今からです。明けちまったよ…
ついでに依頼用の酉、ともかく完結するです
158:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:00:02.17 ID:AiUnSeA3o
そもそも五和はこんな所で血を流す必要は無かった。
狙われたのはあくまでも上条当麻であり、五和はただ巻き込まれただけである。
これも自らの不幸か、と思うと上条は己のその性質を改めて悔いた。
なぜ、何も関係ない者が死ななければならないのか、なぜこの時に狙われてしまったのか、
159:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:01:30.74 ID:AiUnSeA3o
女の要求、それは五和の代わりに上条の命を差し出せというものだった。
つまりはどちらかの命は必ず奪われる、しかし二人とも死ぬ事は無い。
「さぁ、どうするのか見物ね。自分の命が結局は一番大切でしょう?」
160:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:03:47.28 ID:AiUnSeA3o
この時点で考えると、五和は上条と共に戦った事が女性の中では最も多い。
四度、戦う姿を目は捉えた。三度、最初から上条と目的を同じくし戦地に赴いた。
二度、上条の側で戦った。そして一度、上条を護る事が出来なかった。
161:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:05:18.46 ID:AiUnSeA3o
(あそこに立っているのは……私? そっか……私、やっと一人で上条さんを護る事が……)
朦朧とした意識の中で、彼女は勘違いをしていた。
目の前に立つのは五和という人間、つまりは自分だ。倒れている上条を護り立ち向かっているのだ。
162:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:06:51.03 ID:AiUnSeA3o
「……っ!? 五和!?」
とてつもない力で手を引っ張られた上条は、そのまま後ろへと倒れていった。
その刹那、入れ替わるように立ち上がり、すれ違っていく自分の顔を上条は見た。
163:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:07:25.81 ID:AiUnSeA3o
「五和あああああ!!」
上条はあらん限りの声で叫んだ。しかしもう間に合わない、このまま見届けるしかない。
五和は最後まで女から目を逸らさなかった。最後まで上条を護ろうと立ち続けた。
164:以下、あけまして[saga sage]
2012/01/04(水) 02:08:40.14 ID:AiUnSeA3o
(……声? これは、この声は……)
その声に五和は聴き覚えがあった。誰よりも近くで、そしていつまでも聞いていたい声。
だからこそ、疑いも無く五和はその声を受け入れた。ただ、少し違和感があった。
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