過去ログ - 女教師「折角のクリスマス・イヴだし、付き合ってあげる」
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22:nu[saga]
2011/11/10(木) 23:23:09.04 ID:3DymN/oc0
でも、少しだけ考えちゃう時だってあった。
神社の中で初恋のあの子と一緒に歩いていた男の事をたまに思い出す。
一度見ただけだけど、何故だかはっきりと印象に残ってる。
背が高く、茶色い長髪の男で、美男と言える顔立ちだった。
外見だけで判断する事じゃないんだろうけど、軽薄そうな印象を持った。
以下略



23:nu[saga]
2011/11/10(木) 23:23:42.10 ID:3DymN/oc0
それに……。
どんなに軽薄だろうと、
あの男の方が彼女は好きなんだろうと思うから。
僕の様に面白味の無い人間よりも、遥かに。
きっと。
以下略



24:nu[saga]
2011/11/10(木) 23:24:11.52 ID:3DymN/oc0





以下略



25:nu[saga]
2011/11/10(木) 23:24:44.20 ID:3DymN/oc0
言葉の最後の方は泣き声も混じっていた。
先生の悲痛な叫びが夜の公園の虚空に響いて、消える。
僕は先生に何かを伝えようとして口を開き掛けて、すぐに閉じる。

僕に何が言えるってんだ?
以下略



26:nu[saga]
2011/11/10(木) 23:27:32.08 ID:3DymN/oc0


今回はここまでで。

皆さん、ご指摘などありがとうございます。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage]
2011/11/11(金) 12:49:08.82 ID:SdZcJ3FDO
頑張れ


28:nu[saga]
2011/11/12(土) 22:09:05.34 ID:qE1TFovX0





以下略



29:nu[saga]
2011/11/12(土) 22:10:13.52 ID:qE1TFovX0
その笑顔を見ていて、僕は思った。
もしかしたら、僕にはこの子しか居ないんじゃないかと。
自分に男としての魅力が一切無い事はよく分かった。
軽薄に見えるあの男よりも数段劣る生き物だと自覚させられた。
でも……、だから……。
以下略



30:nu[saga]
2011/11/12(土) 22:11:06.61 ID:qE1TFovX0
だから、僕は単純に『あいつ』に逃げようとした。
そこそこの関係である『あいつ』となら、自分の胸の孤独を癒せると感じた。
それこそ恋と呼べもしない浅ましい打算だ。
その打算に身を投げようかと何度も思った。
多分、誰だってやってる打算だ。
以下略



31:nu[saga]
2011/11/12(土) 22:11:47.01 ID:qE1TFovX0
久し振りに顔を見た『あいつ』に、
「彼氏が出来たんだ」と言われたのは三ヶ月前の事だ。
読書なんて滅多にしないくせに図書室に顔を出した『あいつ』にそう言われた。
『あいつ』はそれを伝えに図書室に僕を捜しに来たんだろう。

以下略



32:nu[saga]
2011/11/12(土) 22:12:23.46 ID:qE1TFovX0





以下略



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