過去ログ - 勇者「ハーレム言うなって」魔法使い「2だよっ!」
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878
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◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:31:36.64 ID:T3y4b9Dc0
以下略
879
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:32:43.43 ID:T3y4b9Dc0
(私が、愛するのは――――……)
下方で音が鳴った。誰かの足音が遠く下の庭木の茂みを掻き分けている。
以下略
880
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:33:28.75 ID:T3y4b9Dc0
彼女は、今では以前のように城内の散歩も禁じられ、この末王子に直に会えないままでいた。
それだけに、この深夜の、この邂逅が。この時間がとても愛しかった。
今日もまた、いつもと同じように茂みの中へ消え行く彼の背中を、見えなくなるまで見守ろうとしていた。
以下略
881
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:34:22.00 ID:T3y4b9Dc0
死刑執行の場、というには、この場所は余りにも相応しくなかった。
以下略
882
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:35:34.55 ID:T3y4b9Dc0
怪僧はそんな姫の様子に気付いたのか、彼女に問いかけた。
「何か、最後に言い残すことはありますか?」
姫は、暫く何も答えなかった。
以下略
883
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:36:17.13 ID:T3y4b9Dc0
怪僧は、少し間を置き、慌てた様子で捲し立てる。
「末の王子が何の用でしょうか」
「革命に、参りました」
以下略
884
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:37:02.41 ID:T3y4b9Dc0
死刑執行人が、手に持つ斧を末王子の頭に振りかざした。
だがそれは末王子の髑髏を二つにする事無く、空を切る。
元に居た場所から半身をずらし、それをやり過ごした末王子は、死刑執行人の首を狙う。
以下略
885
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:38:04.05 ID:T3y4b9Dc0
「何」
怪僧は焦り、恐れた。
予想だにしていない事が起きた。
以下略
886
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:38:41.74 ID:T3y4b9Dc0
踵鳴り、
以下略
887
:
◆3VOBH3KJAk
[saga]
2012/02/20(月) 15:39:38.33 ID:T3y4b9Dc0
「迎えに参りました。姫様」
彼らの屍を越え、隣国の姫の前に跪く末王子を、彼女は呆然と見つめていた。
そんな彼女の様子に気付き、彼は微笑を漏らし。
以下略
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