191: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:47:56.90 ID:ex9AI0hxo
「ハッ!馬鹿らしいな」
――俺はそんなの認めねぇ。俺は無条件に人に好かれて良い人間じゃねぇんだ。そんな人間を無条件で友達と呼ぶやつを信用したりしねぇ……。
「上条、最終忠告だ。このまま俺の前から消えろ、そして二度とツラ見せんな」
192: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:49:04.79 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「あ、でてきた」
ミサカ00001号との抱擁を解き、照れ隠しにスポーツドリンクを飲んでいると待ち続けた人がホテルから出てきた。
193: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:52:32.23 ID:ex9AI0hxo
「そう、あんたはそれに何も疑問を感じないの?反抗しないの?生きたいと思わないの?」
「一方通行に殺される、それがミサカの生きがいですから。とミサカは疑問も反抗も生きたいとも思わないと即答します」
「……感情ってもんが……本当にない……の?」
194: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:54:18.78 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
「あー、いってぇーあのウニ野郎思い切り殴りやがって……」
「だ、大丈夫ですか?とミサカは垣根さんの心配をします」
195: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:55:13.63 ID:ex9AI0hxo
その言葉にミサカ両名と芳川は嬉しそうに笑う。
「ふふ、ありがとう。晩御飯はまた私につくらせてね」
一方通行の頭を撫でる。
196: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/12/04(日) 07:57:37.42 ID:ex9AI0hxo
「芳川、お前もここに一緒に住めよ」
「んー、嬉しい申し出だけど今は遠慮するわ」
197: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:59:00.83 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
皿を洗い終え一方通行とミサカ00002号のいる部屋へ三人が戻ると、炎天下の中にずっといたミサカは疲れたのか眠りこけていた。
「ミサカちゃん、タオルでも――」
198: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 07:59:54.91 ID:ex9AI0hxo
「上条君との戦闘の時にその万が一が頭によぎると動きが鈍るから教えてあげない」
意地悪く笑う。
「チッ……あまり一人で抱え込むなよ」
199: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 08:01:04.76 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
ミサカ00001号が目を覚ますと外はもうすでに赤かった。
「あ、あれ?ミサカ寝ちゃってたのか….…みんなは?というか一方通行は?」
200: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 08:02:27.38 ID:ex9AI0hxo
「よし、じゃあオヤツ食おうぜ!さっき買ってきたんだ」
「こいつ湿布買いに行ってケーキ買ってきやがったンだぜ、信じらンねェよな」
垣根も一方通行も深く追求してくることはなく、それぞれ冷蔵庫と食器棚に向かう。
201: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2011/12/04(日) 08:04:16.22 ID:ex9AI0hxo
〜〜〜
夜。三人でデザートを食べた後、今日の目標を二つとも午前のうちに達成してしまったミサカは一方通行と垣根と共に家で過ごした。
芳川と00001号を交えて晩御飯を食べると、風呂に入ってそのままソファで眠ってしまった。
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