224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2012/01/18(水) 01:32:44.69 ID:lDf93weho
どこでレスしていいかわからん
最後まで頑張ってくれよ
225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/01/21(土) 11:48:28.11 ID:nIaNV2aqo
ようやく追いついた
待ってるぞー
226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/22(日) 13:59:13.08 ID:UMOxHAsQ0
京子「ちなつちゃん?」
ちなつちゃんは呆れたように、首を振ってる。
馬鹿にされてるような気がして、少しだけ腹が立ってきて思わず、何かあるなら言えばいいだろと、口にした。
ちなつちゃんはその言葉になんだか含むことがあるのか、意味ありげな笑顔を向けてくる。
227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/22(日) 14:12:37.23 ID:UMOxHAsQ0
その言葉にちなつちゃんの顔が少し暗くなって、私を正面から見据えてくる。
おかしかった、私が怒っていたはずなのに、ちなつちゃんからはそれ以上に怒っているそんな空気があった。
ちなつ「変わったですか……、今にも泣きそうにしてるじゃないですか?」
228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/24(火) 15:02:54.38 ID:+AAoU0zT0
ちなつちゃんの手が肩に乗る。
とても力強く、下を向いていた顔があげるくらいに強い力。
肩が砕けてしまうんじゃないかって思えてきて、私は何も分からなくなってきた。
ちなつ「京子先輩! お願いです、気付いてください!」
229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/24(火) 15:24:06.04 ID:+AAoU0zT0
離れてちなつちゃんが公園入口のほうに顔を向けている。
何も聞こえないから、ただそれを茫然と眺めていた。
ちなつちゃんの顔はまだ変わってない、私に対してしていた真剣な表情のままに、その入り口を見ていて、やがて口を開いて何かを言っているみたいだった。
誰かいるってことはわかったけど、その誰かが分からない。
耳を塞いでいた手を外すと、耳に感じる冷たい外気と、周りの音。
230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/24(火) 15:42:26.04 ID:+AAoU0zT0
それだけ言ってちなつちゃんは公園から姿を消して、私のそばにいてくれるあかりだけが残った。
まだ泣きやまない私を、あかりがなだめるように背中を優しく撫でてくれる。
こぼれおちる涙がしょっぱくて、でも手を動かせなくて私はしばらく泣いたままだった
あかり「京子ちゃん、ごめんね。あかり、京子ちゃんが泣く前にここに来られなかった」
231:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/01/24(火) 15:44:52.45 ID:+AAoU0zT0
今回はここまでで。
232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 14:02:58.72 ID:8mwsMNZS0
―あかり―
京子ちゃんが走り去ってから、雪が降るまでの間をぼんやりと過ごしてた。
いつもみたいに困ったように笑おうとして、笑ってみたけど携帯のディスプレイに反射する顔は、なんだかぐんにゃりしてた。
約束守れなかったね。
233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 14:15:47.72 ID:8mwsMNZS0
止めどなく溢れてくる。
溢れて溢れて止まらないのは、分かってるけど知らんぷりしてるからだって。
子供じゃないんだからって言われたら、そうだねって言うしかなくて、やっぱりあかりは馬鹿なんだなって思う。
あかり「馬鹿でもいい、卑怯だって言われてもいい、嫌いだって言われてもいい!」
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