313:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:13:59.45 ID:GEEMDRZko
今鳥の後ろ襟を、まるで“猫つまみ”のように掴んだ大柄な男子生徒が現れた。
「なにをするだ!」
314:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:14:44.57 ID:GEEMDRZko
その様子が、澪にはなんとなく可愛く見えた。
「いえ、ありがとうございます。助かりました」
315:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:17:05.33 ID:GEEMDRZko
一方、播磨は『魁!!恋愛指南書』(民明書房)を読みながら心の中でほくそえんでいた。
316:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:18:48.22 ID:GEEMDRZko
第三話 隣のリズム
317:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:22:00.34 ID:GEEMDRZko
「ひい、だって播磨くん、ずっと漫画読んでたから、その間に決まっちゃって」
「く……」
318:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:22:52.25 ID:GEEMDRZko
律の視線の先には、数人の男子生徒に囲まれた秋山澪の姿があった。
「ねえ、秋山さん。一緒にやろうよ」
319:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:23:57.10 ID:GEEMDRZko
「秋山」
「は、はい!」
320:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:25:00.55 ID:GEEMDRZko
二人三脚で大事なことは、いかにお互いのタイミングを合わせることか、だ。
ふつうに走ったり歩いたりするのと違い、二人三脚には相手がいる。
321:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:26:38.80 ID:GEEMDRZko
声を出しているのだが、どうも息が合わないのだ。
(どうしよう)
322:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:28:06.90 ID:GEEMDRZko
播磨は意味がわからず、黙っているようだ。
澪も、一瞬意味が分からなかった。
323:年末スペシャル ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/25(日) 20:29:15.67 ID:GEEMDRZko
体育大会当日。
702Res/519.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。