22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 23:27:44.85 ID:g2OIaAUDO
「ここはオフィス街だからねぇ……。繁華街……お店がいっぱいあるところまでいかないとないねぇ」
「駅を挟むし、難しいかな」と言って、やにわに「あっ」と零す。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/07(土) 23:29:15.37 ID:g2OIaAUDO
今日の投稿はこれくらいにして後書き溜めます
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/01/08(日) 10:40:56.59 ID:9Cvx+qR7o
おつ 面白かった
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/09(月) 16:38:01.71 ID:Szi3hrtDO
投下します
「お金が……現金がいるのか」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/09(月) 16:40:07.17 ID:Szi3hrtDO
「む、筆記具がない……」
インクを精製し、宙に浮かばせる。
これで自動書記する腹積もりだ。
しかし、
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/09(月) 16:43:08.25 ID:Szi3hrtDO
「それにしても、ぴーしーがあそこまで高価とはな……」
件の駅員から絶望的な事実を聞いたこともあって、気が重い。
この世界に於ける金銭感覚の備わっていない魔王。
とは言え、地下鉄の運賃とパソコンの代金を比較すれば、物価に多少なりと推量はつく。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/09(月) 16:44:39.21 ID:Szi3hrtDO
「――あれは」
アスファルトの上に転がされた冷蔵庫。
青空へ向けて大口を開けているそれの下敷きになった、一枚の紙切れ。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/09(月) 16:46:44.73 ID:Szi3hrtDO
「さあ記念すべき初陣じゃ!」
(当人の感覚では)ばっちりと仕上げた履歴書を抱き抱え、繁華街にある喫茶店へと駆けていく魔王。
証明写真機に悪戦苦闘しておろおろしたり、財布を買うために右往左往したり。
はたまた、候補となる働き先の多すぎる繁華街でしかつめらしく唸ったり。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/09(月) 16:48:03.59 ID:Szi3hrtDO
そして面接。
「魔王ちゃんか。住所は……魔王城。郵便番号はたぶんなし、年齢は……うん(数えるのを諦めた)。
職歴は魔王で……あ、志望動機しっかりしてる。
自己アピールは……あ、あはは(喫茶店でどうやって活かすつもりなんだろうと思っている)。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/09(月) 16:48:43.52 ID:Szi3hrtDO
今日はここまで
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/01/09(月) 18:44:18.39 ID:uRGQrfILo
乙
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