過去ログ - 律「閉ざされた世界」
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457:にゃんこ[saga]
2012/05/20(日) 17:42:40.78 ID:Q/gkUNmc0


此度はここまでです。
また気になるところで終わってすみません。
今度は丁度いい所にいければと思います。


458:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/20(日) 21:03:47.53 ID:JeGBX7DLo
乙!


459:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)[sage]
2012/05/21(月) 17:11:43.07 ID:HISC4UUXo
乙乙
続きが楽しみでもあり、終わりが寂しくもあるな


460:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/22(火) 11:27:55.18 ID:KYVGhH5DO
>>459
同感。


461:にゃんこ[saga]
2012/05/22(火) 18:03:14.83 ID:x6fXrDtV0
私は、話した。
私の思い出した曖昧な記憶の事を。
あの夏休みの日、私達は確かに梓達のライブを観た事。
その後で私達も演奏をした事。
大成功とは言わないまでも、それなりの満足感を持って、
以下略



462:にゃんこ[saga]
2012/05/22(火) 18:03:41.47 ID:x6fXrDtV0
一瞬、私はそれ以上の言葉を出すのを躊躇った。
まだはっきりしない記憶を口に出すのもどうかと思ったし、
それ以上にその記憶をはっきり断定させるのが怖かった。
あの日、私達は大怪我をした。したはずだ。
怪我をした箇所は、私は右腕、ムギも右腕で、澪は左脚、梓が肋骨。
以下略



463:にゃんこ[saga]
2012/05/22(火) 18:05:15.79 ID:x6fXrDtV0
「唯は病室のベッドに横たわってた……。
悲しそうな表情の憂ちゃんや和達が唯を見てた……。
それを私達が遠巻きに見てた……。
そこまでは思い出した。思い出したんだ。
それで……、唯がベッドで寝てる理由も思い出したよ。
以下略



464:にゃんこ[saga]
2012/05/22(火) 18:05:47.82 ID:x6fXrDtV0
梓がそれ以上の言葉を躊躇う。
この世界が唯の夢だとしても、その責任を唯一人に押し付ける形にはしたくないんだろう。
でも、梓の言う事ももっともだった。
この閉ざされた世界を想像して創造してるのは、間違いなく唯だ。唯にしか出来ない。
それをどうやってるのか……。
以下略



465:にゃんこ[saga]
2012/05/22(火) 18:06:17.91 ID:x6fXrDtV0
「考えてみりゃ、その通りだよな……。
この世界は唯の夢で、唯が死ねば私達はこの世界から解放される……。
単純過ぎて笑っちゃうくらいだよ……。
簡単な……答えだよな……、馬鹿みたいに……」

以下略



466:にゃんこ[saga]
2012/05/22(火) 18:06:55.04 ID:x6fXrDtV0
私は壁際に寄って、背中を壁にくっ付けながらその場に座り込んだ。
もう立っていられる気力も無かった。
だけど、それでも、言葉だけはどうにか皆に届ける。


以下略



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