過去ログ - 律「閉ざされた世界」
1- 20
532:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)[sage]
2012/06/09(土) 06:24:42.29 ID:Mo3uPaIRo
乙乙
次回は熱い展開になりそうだ


533:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/09(土) 06:52:18.43 ID:BJU4seJIO
乙ですー


534:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:31:45.31 ID:bX5VV6EK0





以下略



535:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:32:23.36 ID:bX5VV6EK0
ふと、静かに風が吹いた。
少しだけ涼しさを感じる軽い風だった。
瞬間、梓は少しだけ全身を震わせたみたいだった。
肌寒さを感じたわけじゃないと思う。
生き物の姿が消えてしまった風と、和達の姿が消えてしまった風を思い出したんだろう。
以下略



536:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:32:56.15 ID:bX5VV6EK0
「聞いてくれ、梓。
これは私だけじゃなくて、唯も同じ気持ちなんだ。
私達はもうビニール紐とか、包帯とか、
約束……とか……、
そういう物に……、頼るのをやめようって思ったんだよ……。
以下略



537:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:33:26.13 ID:bX5VV6EK0
同じだ。
梓は私と同じなんだ。
私と同じで、ずっと不安を胸に抱えてたんだ。
自分が何の役にも立ててないって思って、ずっと怖がってたんだ。
私達は本当に似た者同士だったんだ。
以下略



538:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:34:12.23 ID:bX5VV6EK0
「梓……、おまえは頼れる後輩だよ。
皆を支えてくれて、私を支えてくれて、本当に感謝してる。
こう言うのも変なんだけどさ……、私はおまえが居たからこの世界でも生きてられたんだ。
憂ちゃんも純ちゃんも和も消えて、三人の事を思い出すのも怖くなったけど……、
おまえが傍で支えてくれたから、元気をくれたからどうにか立ち直れたんだ。
以下略



539:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:35:40.94 ID:bX5VV6EK0
「どうしたんだ、梓……?」


「私……、皆さんの傍に居て……、いいんですか……?」

以下略



540:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:36:19.55 ID:bX5VV6EK0
「律先輩……、私、皆さんの役に立ちたいんです……。
皆さんに必要にされたんです。
もっともっと傍に居たいんです……」


以下略



541:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:38:28.40 ID:bX5VV6EK0


今回はここまでです。
意外と根の深い問題のようでした。
この問題はもう少し続きます。


657Res/1034.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice