72:にゃんこ[saga]
2012/01/31(火) 18:45:15.99 ID:Z8DHpmFV0
時間にして二分くらいだったと思う。
名残惜しく私が梓から身体を離した時、純ちゃんが苦笑しながら梓に言った。
「梓、律先輩とイチャイチャし過ぎ。
73:にゃんこ[saga]
2012/01/31(火) 18:48:38.46 ID:Z8DHpmFV0
今夜はここまで。
やっと話が進んできました。
74:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:36:22.18 ID:sR4KlcE40
純ちゃんのそんな叫びには慣れてるんだろう。
梓が苦笑を浮かべて、言葉を続けた。
「それより、純。
75:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:38:22.19 ID:sR4KlcE40
ごめんな、ありがとう。
私は心の中だけで純ちゃんに礼を言って、軽く頷いた。
私が頷いたのを見届けると、純ちゃんは私の手を引いてオカルト研の部室の扉を開いた。
鍵は掛かってないみたいだった。
純ちゃんが鍵を見つけたのか、元から掛かってなかったのか、それはどっちでもいいか。
76:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:39:37.13 ID:sR4KlcE40
「ほら、これですよ、これ。
律先輩、これをちょっと読んでもらえますか?」
私と梓がオカルト研の変貌に沈黙してる間に、
77:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:40:55.79 ID:sR4KlcE40
「分かって頂けましたか、律先輩……。
封印されたテレポート実験……、人々の消失現象……、
今の私達の状況はこのフィラディルフィア実験によく似ていると思いませんか?
それにその文書の最後の言葉……、
『近くオカルト研もこのテレポート実験に挑戦したい』って……。
78:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:42:56.19 ID:sR4KlcE40
「純ちゃんもよく見つけたよな、こんなレポート。
上手い具合に私達の今の状況とそっくりな事が書いてあるじゃんか。
こりゃ、この実験の内容を知らない人が見たら信じちゃうよ。
だから、澪達には見せないでくれよな。
私と梓だからよかったけど、澪と唯なんかは本気で信じちゃいそうだからさ」
79:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:44:28.88 ID:sR4KlcE40
「撫でないでよ、もー!」
「照れるな、照れるな。
梓だって撫でられるの好きなんでしょ?」
80:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:45:30.42 ID:sR4KlcE40
ありえない考えだと思うけど、そう考え始めるとどうにも気恥ずかしい。
自分が梓にとって特別な先輩だって考えるなんて、それは自意識過剰過ぎるよな。
頭では分かってるのに、ついつい私は黙り込んでしまう。
その私の様子に気付いているのかいないのか、梓もしばらく顔を赤くして黙っていた。
何とも言えない空気がオカルト研の中に漂う。
81:にゃんこ[saga]
2012/02/02(木) 19:50:06.79 ID:sR4KlcE40
今回はここまでです。
純ちゃん目立つなあ。
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage]
2012/02/02(木) 20:51:56.36 ID:O0FoHsQvo
乙
さて・・・?
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