過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2012/04/12(木) 17:23:00.19 ID:7+k/l4EAO
いや必要ならば気にすることはない
一応メ欄に「saga」を入れて投下した方がいいかもな


207:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 0/16 ◆pxtUOeh2oI[sage]
2012/04/12(木) 23:57:10.36 ID:Ok8I1j8fo
やっと書けた
ながくてごめんね
お題あんま使ってないし
投下します


208:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 1/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/12(木) 23:58:02.31 ID:Ok8I1j8fo
 
   ウイングレス・ガーリィ 〜クーヘレン先生の微笑み〜


 気付けば暗い海だった。腕を足を背中を翼を、押されるがままに身をまかせて浮かんでいく。体を動かすこと
以下略



209:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 2/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/12(木) 23:58:29.63 ID:Ok8I1j8fo
「私の子供を人間にしてください」
 捉えられた天使のいななき。用意されていた、しかし今まで使われたことのなかった道具が使用される。
 翼の切断手術。
 赤子はやっと産声をあげた。人としての初めての泣き声。そこで、あたしの記憶は一旦、途絶える。

以下略



210:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 3/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/12(木) 23:59:19.91 ID:Ok8I1j8fo
ある。心遣いのできる素晴らしい子で、成績も良い。あたしには勿体ないほどの友達だ。ちなみにミィコは心遣
いのできない子であたしに程よい感じの友達だ。
 シャルはあたしの髪が長かったこと、短くした理由を知っていて、高校からの友達であるミィコは知らない。
おもてむきは部活動の走り高跳びの為だと言っている。
 でも、まあ、どちらも大切な友達であることは確かだ。
以下略



211:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 4/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/12(木) 23:59:50.86 ID:Ok8I1j8fo
 髪をバレエダンサーみたいなシニョンにしていて、ザマスとでも喋りそうなメガネをかけている。年齢は三十
代の前半か中ほどの結構、美人。若い頃には持てただろうと思うけど、結婚はしていないらしい。つまるところ
のオールドミスという奴だ。
 彼女はいつも着ている白衣を着ていない。教室のカーテンも何かの実験でもやるかのように閉められていた。
なにやら嫌な雰囲気がする。あたしは数学が苦手であるとする(仮定)。よって物理も苦手なのだ(定理)。数
以下略



212:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 5/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/13(金) 00:00:22.55 ID:+8WHHyx8o
なにが見苦しいだ。欲を言えば、頭のお団子さえほどけば完璧なのに。
「見えましたか?」前をおさえてうつむきかげんからの流し目。
 あたしは黙って頷いた。
 その言葉を確認して、先生はブラウスを着直す。それから教壇の上にまとめていた白衣に手を通した。これで
いつも通り。だけど、今の光景が焼き付いて離れない。
以下略



213:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 6/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/13(金) 00:00:52.56 ID:+8WHHyx8o
好きだ。シャルの成長した大きなおっぱいを揉むこともあるが、それは自分にはない女性らしさを確認したりと
か、やわらかいものをさわりたいとか子供の頃からは信じられない成長を確かめたいとか、ちょっと性格の問題
とかであって、断じてレズではない。
 ただ通常の女の子ではないことも確かだった。失天使はどんな記録を出そうとも公式の記録として残されるこ
とはない。第三(そして第四)の染色体保持者であるとされている。
以下略



214:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 7/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/13(金) 00:01:21.82 ID:+8WHHyx8o
「補修の連絡もしますね」
 はうあ、とあたしは振り返る。
「冗談ですよね?」
「冗談ですよ」
 先生がつまむようにもったケータイを白衣のポケットにしまう。
以下略



215:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 8/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/13(金) 00:01:52.44 ID:+8WHHyx8o
 こちらの授業はプロジェクタを使っての映像講習だった。途中からなのでよくわからないが、一見、グロいピ
ンクの映像が流れている。
「どうだった?」ミィコが小声で聞く。
「クーヘレン先生だった。内容はありきたり。そんなの"知ってんし"みたいな」
 あたしのシャレにミィコが笑った。シャルは、辛いのを無理していない? とでもいいたげな視線をよこした。
以下略



216:ウイングレス・ガーリィ(お題:ハンバーガー) 9/16 ◆pxtUOeh2oI[sage saga]
2012/04/13(金) 00:02:21.33 ID:+8WHHyx8o
礼を言った。彼は高跳びの選手ではないが、いつも準備を助けてくれるのだ。
「いえ」
 だが、そんないつもの返事を言った顔がいつもとは違っていた。明らかになんというかニヤついている。その
ニヤつきは嫌味な感じではなく、心の底から幸せを感じている、そんなニヤつき。つまりどちらにせよ、ヤナカ
ンジ。
以下略



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