過去ログ - 妹の手を握るまで(その2)
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/01/28(土) 23:09:38.03 ID:OgGbePyto
その朝の幸せな記憶をあたしは一生忘れないだろう。
あたしは出来立ての彼氏にあたしの体の下を触ることを許した。

その最中、いつのまにか帰宅していたお母さんがお兄ちゃんを起こそうとお兄ちゃんの部屋の近くまでやってきたトラブルもあったけど、あたしは慌てているお兄ちゃんを宥めながらお兄ちゃんをお母さんの待つダイニングに派遣した。
慌てることはなかった。お母さんは部屋の前まで来ることはあるけど子どもたちの部屋のドアを勝手に開けて入ってくるような人ではない。あたしはお兄ちゃんを着替えさせるとお母さんのところに行ってもらい、その間に自分の部屋に避難した。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/28(土) 23:14:03.61 ID:OgGbePyto

あたしはお兄ちゃんに愛されることを望んで、その願いはかなえられた。あたしにとって完璧な形で。
でも愛されるということ、付き合うということはもっと生々しい側面を含んでいる。あたしはあまりそのことを考えようとはしなかった。
あたしは十分に自分をお兄ちゃんに捧げているつもりだった。裸の肌に自由に触れることまで許していたのだし。

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/28(土) 23:18:41.98 ID:OgGbePyto
「おまえの彼氏のことなんかどうでもいいよ。俺はおまえが何を考えているのか知りたいんだよ!」
お兄ちゃんは続けた。

「・・・・・・俺はおまえの全部が欲しいんだよ。おまえが何を考えているのか全部知りたいんだ」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/01/28(土) 23:19:27.24 ID:OgGbePyto
本日はここまでです

明日また投下します

お付き合いあいりがとうございました
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/01/28(土) 23:28:49.00 ID:gj4tE3RZ0



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2012/01/28(土) 23:29:41.24 ID:jkxXUh0uo



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/28(土) 23:36:41.72 ID:WPn+V99SO
おやすみんか


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/29(日) 00:43:14.94 ID:QfHRokBuo
乙おやすみ〜


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 21:50:46.56 ID:EQn04HIIo
学園祭の翌々日、あたしは授業中もずっとお兄ちゃんの言葉を繰り返し思い出していた。


「おまえのこと、実の妹じゃなくて一人の女としか見られねえ」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 21:54:56.38 ID:EQn04HIIo
あたしが先輩に会いたいとメールすると先輩はお昼に学食で待ってると返事してきた。
昼休みが近づいてきた。あたしはこれから言わなければいけないことを考えると気が重かった。でもあそこまではっきりあたしに告白してくれたお兄ちゃんを待たせてしまったことを考えるとどんなに気が重くてもすべきことはしなくてはならなかった。
きっと友だちをなくすだろうな、あたしは思った。でもお兄ちゃんと結ばれることを考えればこの先学校でひとりぼっちになっても我慢できる。

午前中の授業が終わるとあたしはすぐに教室を出て学食に向かった。学食の入り口まで来たところで後ろから走ってきたらしい妹友ちゃんに呼び止められた。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/29(日) 21:57:26.34 ID:EQn04HIIo
その日の学食であたしは予定を変え先輩とは世間話をして別れた。
先輩は少し不審そうだった。

「おまえがただお喋りしたくて俺を呼び出すなんて珍しいな」
先輩は言った。
以下略



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