過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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807:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:21:01.40 ID:bDf9OSPn0
泉が言葉を止め、少女に向き直る。

「おお、喋れるようになったか! 
はは、良かった。ずっと『おし』のままかと思ったよ」

以下略



808:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:21:40.28 ID:bDf9OSPn0
「わた……わたし、な、な……なんで……」

何度か言葉を発しようとして失敗し、
泉が握ってきた手を必死に握り返す。

以下略



809:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:22:18.60 ID:bDf9OSPn0
「みんな死んでたよ」

そこで、クスッと笑って、硲と呼ばれた少年が口を開いた。

泉が慌てて硲を見る。
以下略



810:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:22:57.61 ID:bDf9OSPn0
ものすごい衝撃だったらしく、
硲は顔面からスープの更に突っ込んで、
テーブルにしたたかに頭をぶつけた。

しばらくして硲はむくりと起き上がると、
以下略



811:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:23:35.08 ID:bDf9OSPn0
そして少女に向かって頭を下げる。

「ごめんなさい」

「ちゃんと謝れるようになったね、えらいえらい」
以下略



812:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:24:12.51 ID:bDf9OSPn0
「こいつは俺達の貴重な『味方』になる。
まぁ直感だがな。今日から俺達の家族だ。仲良くしろ」

「か……かぞ…………かぞく……?」

以下略



813:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:24:53.18 ID:bDf9OSPn0
ベッドの上に崩れ落ちて、顔面を手で覆った少女を、
息をついて見下ろし、彼は口を開いた。

「時間はある。お前のことは俺達が守る。
だから、ゆっくり現実を受け入れるんだ。
以下略



814:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:25:33.28 ID:bDf9OSPn0
地鳴りのような音がする。

空を埋め尽くすほどの、機動戦艦。

そしてエンドゥラハンの数だった。
以下略



815:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:26:07.52 ID:bDf9OSPn0
「僕が行くよ」

「お前が?」

意外そうに泉が言う。
以下略



816:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:26:35.50 ID:bDf9OSPn0
「……分かった。硲に任せよう」

涙が頷く。

「おいいいのか? 硲の力は……」
以下略



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