817:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:27:12.47 ID:bDf9OSPn0
*
少女は唖然としていた。
先ほどまで地鳴りのように鳴っていた音が、
818:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:27:46.50 ID:bDf9OSPn0
涙が彼にタオルを放って、笑った。
「どこに送ったの?」
「成層圏に投げ飛ばしてきた」
819:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:28:25.37 ID:bDf9OSPn0
少女は、いつの間にか泣いていた。
彼女はしばらくの間顔を手で抑えていたが、
やがて、僅かに発光する左目の眼窟を、泉に向けた。
820:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:29:20.78 ID:bDf9OSPn0
お疲れ様でした。
次回の更新に続かせていただきます。
毎回のご支援ありがとうございます。
821:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2012/02/26(日) 18:22:05.03 ID:qkbp8fKDo
乙乙!
822:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:16:27.38 ID:pOQ9sNVj0
こんばんは。
毎回温かいご支援ありがとうございます。
第21話を投稿させていただきます。
823:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:19:09.96 ID:pOQ9sNVj0
21 Hi8対Hi8
荒く息をつき、燐はその場に膝をついた。
「ちょ……ちょっと待ってくださいまし……」
824:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:19:54.36 ID:pOQ9sNVj0
火薬と、硝煙の臭い。
まぶたに焼け付く臭いに、咳をしてむせ返る。
少し離れたソファーには功刀が座っていた。
825:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:20:34.97 ID:pOQ9sNVj0
「ただひたすら私を銃撃してただけじゃありませんか!」
ムキになって、
顔を真っ赤にして怒鳴る燐を押し留め、功刀は息をついた。
826:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:21:21.46 ID:pOQ9sNVj0
影の中では既に二週間近く経っているが、
外では何時間……といった具合らしい。
どうしてそうなるのか、詳しく説明されたが、
燐にはよく分からなかった。
827:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:21:55.98 ID:pOQ9sNVj0
そして功刀に問いかける。
「まだ見つかりませんの? 兄弟って」
功刀は、そう聞かれて首筋のコードを
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