過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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829:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:23:10.93 ID:pOQ9sNVj0
「……でも、これで大分魔法のコントロールも分かってきましたわ。
前に比べれば、随分上手になったんではないかしら?」

問いかけられ、功刀は軽く肩をすくめた。
そしてまたチラシを手に取る。
以下略



830:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:23:56.13 ID:pOQ9sNVj0
そこで燐が、功刀の袖を掴んだ。

彼女は息をついて、功刀の体に寄りかかった。

彼はしばらくチラシを見ていたが、
以下略



831:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:24:31.92 ID:pOQ9sNVj0
「お前サンの目の前デハ食ってないダケダ。
それに、俺ハ、半分機械だからナ。
人間を食わなくテモ、ある程度ハ自立稼動スル」

それを聞いて、燐は口をつぐんだ。
以下略



832:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:25:15.07 ID:pOQ9sNVj0
たまらず一気に五百ミリほど飲み干し、
燐はテーブルの上に、空のボトルを置いた。

「……ソレでいい」

以下略



833:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:26:04.06 ID:pOQ9sNVj0
功刀は、また心細げに抱きついてきた燐の頭を、
クシャリと撫でて小さく笑った。

「何……『餌』がグレードアップしたと考えレバイイ」

以下略



834:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:26:35.95 ID:pOQ9sNVj0
スナッフを扱う裏ルートの新聞の、一部だった。

「さっき外に出タ時ニ拾ってきテな」

「何……ですの、これ……」
以下略



835:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:27:09.12 ID:pOQ9sNVj0
少し経った時、不意に功刀に、寝ぼけて抱きついた時があった。

彼は少し面食らったようだが、別段嫌がるそぶりはなかった。

それからエスカレートして、今に至る。
以下略



836:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:28:39.48 ID:pOQ9sNVj0
燐は功刀のコートに顔をうずめて、目を閉じた。

「お父さんの匂いがする……」

それを聞いて、功刀は小さく喉を鳴らして笑った。
以下略



837:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:29:06.00 ID:pOQ9sNVj0
『功刀さん、あなたに質問があります』

里が文章を送って寄越す。

功刀は小さくそれに答えた。
以下略



838:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:29:34.66 ID:pOQ9sNVj0
「そんなものはナイ」

『では何故?』

「敢えて言うナラバ、更姉の、忘れ形見ダカラダ」
以下略



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