過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/05/10(木) 12:21:30.56 ID:vyjRsDj20
おつー


234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/05/11(金) 18:15:29.06 ID:2Lrx8hymo




235:>>1 ◆eu7WYD9S2g[saga]
2012/05/12(土) 22:59:35.55 ID:3keTbGPj0



d

以下略



236:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:00:22.95 ID:3keTbGPj0

得も言われぬ視線を首筋のあたりに感じて、思わず振り返る。
しかし猫の子一匹見当たらず、インデックスは軽く首を傾げてから深呼吸をして、目の前のドアノブに手をかけ直した。
両開きの大扉は一見して真新しく、大した音も立てず左右に別たれる。
踏み入れた脚を十歩ほどで一旦止めて、ゆっくりと周囲を見回した。
以下略



237:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:01:39.99 ID:3keTbGPj0

神父の笑みの種類が、その一言を境に如実に変化した。
右手が唇の前で空を切り、ありもしない煙草を掠めとる。
おなじみの仕草の後、その肩口が大きくすくめられた。

以下略



238:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:02:55.14 ID:3keTbGPj0

ぷい、とそっぽを向いて用件を短く告げる。


「今日は、あなたのことが知りたくて、来たんだよ」
以下略



239:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:04:08.74 ID:3keTbGPj0

「私は、忘れられないから」


ポツリ。
以下略



240:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:05:33.07 ID:3keTbGPj0

空気がぴり、と音を立てたような気がした。


「そんな昔話に大した意味はないな」
以下略



241:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:07:37.06 ID:3keTbGPj0

「彼女を失ったら、僕は生きてはいられないんだろうな、と思ってた。そのぐらい、大事な人だった」


遠かった。
以下略



242:人の上に咲く花など[saga]
2012/05/12(土) 23:08:06.01 ID:3keTbGPj0

男――いや、そういえば彼は十五歳なのだった、ならば少年――の長い睫毛の内側で、そっと目が伏せられる。
昔話が、本当に好きではないらしい。


以下略



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