過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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127:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:41:14.64 ID:s9qUNLnH0
ギリギリと締め上げられて、
カメラアイからのモニター映像が次々と消えていく。

異常値を示すランプがところかしこで点滅した。

以下略



128:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:42:05.70 ID:s9qUNLnH0
『だってそうでしょう? 
新世界連合までいなくなったら、
誰がこの世界の秩序を守るの? 
あなた達害獣を駆除した後、
誰がこの腐った世界を元に戻すの? 
以下略



129:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:43:04.66 ID:s9qUNLnH0
桜が吼えた。

絆達を囲むように、
死星獣のタイプγが新たに五体出現する。

以下略



130:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:43:41.07 ID:s9qUNLnH0
「離脱するぞ、文!」

絆は怒鳴って、新たに陽月王に搭載されていた、
緊急離脱用のシートポッドのボタンを、
ガラスを叩き割って露出させた。
以下略



131:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:44:13.94 ID:s9qUNLnH0
周囲を、残ったタイプγが囲み始めていた。

文は優の血まみれの亡骸を抱いていた。

そして絆に向けて、ゆっくりと手を振る。
以下略



132:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:45:01.48 ID:s9qUNLnH0
次いで、絆を乗せた脱出用ポッドが
ものすごい勢いで後ろに向けて射出される。

『あなた達を生かしてはおかない……! 
危険すぎる! そしてあの人は絶対に殺させない! 
以下略



133:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:45:34.67 ID:s9qUNLnH0
正面衝突した二つの機体は、同時に。

――桜の絶叫と共に、一瞬だけ膨らんだと思ったら。

まわりの死星獣を巻き込んで、大爆発を起こした。
以下略



134:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:46:04.99 ID:s9qUNLnH0
衝撃でハッチが開き、中途半端に
締めていたベルトが外れ、
絆は焼け野原になったフォロンクロンの
地面に投げ出され、叩きつけられた。

以下略



135:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:46:57.43 ID:s9qUNLnH0



数時間後、病院のベッドに絆は固定されていた。

以下略



136:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:47:37.06 ID:s9qUNLnH0
「…………」

絆は外を見た。

……絃に嵌められた、と考えるのが一番妥当なのだろう。
以下略



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