過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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536:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:17:47.95 ID:72uX6PGo0
その笑顔に何か押し殺されたようなものを
感じ、絆は口をつぐんだ。

「コーラ? 異常な高カロリーを持つ、
コカ成分を含んだ炭酸飲料ですか」
以下略



537:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:18:24.92 ID:72uX6PGo0
「いや、甘いジュースだ。
知識では知っているようだが、
実際口にしてみないと分からんと思うぞ」

「美味しいよ」
以下略



538:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:18:59.28 ID:72uX6PGo0
それを受け取り、絆は口に運びながら彼女に言った。

「圭にもコーラは飲ませたが、
その記憶は継承されてないのか? 
あいつは美味しそうに飲んでたが」
以下略



539:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:19:33.24 ID:72uX6PGo0
小さい頃からコーラが好きなのは、絆の方だった。

親に買い与えたもらった唯一の記憶だ。

だからこそ、なのかもしれない。
以下略



540:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:20:09.01 ID:72uX6PGo0
それを見て、純が「じゃあ私も」と
乗っかろうとしたので、慌てて絆はそれを止めた。

「止めろ。ロールアウトしたばかりで
ハバネロなんて食べたら、
以下略



541:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:20:41.05 ID:72uX6PGo0
圭の記憶をちゃんと継承しているようで、
純も雪、霧と全く同じタイミングでそれに続く。

ハバネロなんて、普通のバーリェが
口にしたら味覚が壊されるだけではない、
以下略



542:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:21:15.66 ID:72uX6PGo0
霧はもとより刺激物に弱いので、
ハバネロ系統はにおいだけで駄目だった。

だから心なしか雪から少し離れている気がする。

以下略



543:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:21:57.89 ID:72uX6PGo0
怒っているのか怒っていないのか
判然としない口調で呟くように言うと、
純はピザを食べる作業に戻った。

軽く肩をすくめて渚と顔を見合わせる。
以下略



544:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:22:32.39 ID:72uX6PGo0
「戦闘後までの記憶は全て継承しております。
ご安心ください。圭お姉様は、お姉様達にとても
感謝をしておりました。
気にすることはないと、私は思います」

以下略



545:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/13(金) 18:23:04.99 ID:72uX6PGo0
それが人間同士の関係として、
本来は当たり前のことなのだろうが、
目の前で見ると少し異様だ。

霧はピザを食べながら、嬉しそうに何度も頷いた。
以下略



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