過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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64:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:27:10.84 ID:sON2xcHy0
「どうしてそれを俺に言う? 
黙っていればいいじゃないか」

自嘲的なその問いに、渚は俯いて呟きを返した。

以下略



65:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:27:56.62 ID:sON2xcHy0
「俺はそんなに器用じゃない。
虐殺をとめたいなら、自分で何とかするんだな」

「そんな……」

以下略



66:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:28:37.88 ID:sON2xcHy0
「いいか、よく聞けよ」

絆はしかし、しっかりした声でゆっくりと渚に言った。

「俺は……スラム街の人間も、
以下略



67:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:29:16.58 ID:sON2xcHy0


フォロンクロンはエフェッサーの本部から、
高速エアラインで三時間ほどの場所にある。

以下略



68:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:29:50.47 ID:sON2xcHy0
いくらバーリェの本能に賭けるとはいっても、
不安が残るのは事実だし、何より彼女達を本人が
「望まない」まま、強制的にセットアップしてしまったのだ。

果たして、それは許されることなのだろうか。
以下略



69:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:30:32.24 ID:sON2xcHy0
あいつを殺さなければ、
俺は……俺のバーリェ達は、笑って暮らせない。

そして死んでしまったバーリェも、浮かばれない。

以下略



70:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:31:08.03 ID:sON2xcHy0
――愛(まな)とは、もっと一緒に遊んでやりたかった。

命の料理を、もっと食べてやりたかった。

雪は……もう一緒に
以下略



71:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:31:37.60 ID:sON2xcHy0
「一緒に……」

呟いて、震えを押し殺す。

そう、帰るんだ。
以下略



72:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:32:19.23 ID:sON2xcHy0


フォロンクロンに到着してから、
○七○○時まで待機していた。

以下略



73:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:32:48.09 ID:sON2xcHy0
朝の光に包まれた、広大な森が広がっていた。

さやさやと風が吹いていて、緑色の木々が揺らいでいる。

どれも青々としていて、生命力に満ち溢れていた。
以下略



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