過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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713:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:54:46.09 ID:JyuEt+7B0
「この星は病んでいる。
お前なら、もう知っている筈だ。
元老院はネットワーク上に存在する、
形がないただのデータ生命体に過ぎないって事実を。
俺達は単なるプログラムに命を管理されて、
以下略



714:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:55:27.58 ID:JyuEt+7B0
絃は大声を上げてニィ、と笑った。

その顔は奇妙な程、絆がかつて知っていた
彼とは違った粘土細工のようなものであり。

以下略



715:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:56:08.53 ID:JyuEt+7B0
「愛していた? 俺がバーリェを? 
こいつら、ただの人形を……
俺達に害を成す元凶のこいつらを! 
俺が、愛していたと言うのか!」

以下略



716:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:56:43.35 ID:JyuEt+7B0
「愛することは小さくない! 
その他の何よりも強い、何よりも大事なことなんだ! 
お前にはそれが分かっている筈だ、
理解できている筈だ! 
お前みたいな人間を、ここまで変えちまう程、
以下略



717:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:57:27.66 ID:JyuEt+7B0
「何故それを知っている……?」

「……桜に聞いたよ。あいつ、
お前の行動を凄く気に病んでた。
でもまだ、確かにお前のことを
以下略



718:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:58:00.83 ID:JyuEt+7B0
絆はそうはっきりと言って、
絃に向けて銃を振り上げ、引き金を引いた。

彼の頬をかすめて銃弾が通り抜ける。

以下略



719:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:58:34.42 ID:JyuEt+7B0
十センチ四方程のそれは、
光を反射して眩くきらめいていた。

――天使一号。

以下略



720:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:59:02.17 ID:JyuEt+7B0
まだ出すことが出来るのか。

その事実に愕然とした絆に、
絃はキューブ体を弄びながら続けた。

以下略



721:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 18:00:21.74 ID:JyuEt+7B0
お疲れ様でした。

次回の更新に続かせて頂きます。

引き続き、ご意見やご感想、ご質問などがございましたら、
以下略



722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/25(水) 18:17:40.05 ID:8V60+DyIO



723:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/25(水) 18:35:27.17 ID:1nLxFb2DO
乙。


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