過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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872:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/08(土) 17:28:27.58 ID:hQiTrFEzo
どう見てもパラレル


873: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2012/12/10(月) 03:27:43.65 ID:q2CeRzLno
遅れてすみません
書いているうちに膨らませたくなって
明日こそ切りのいいところまで投下したいと思います
今週の偶像や赤酒はいろいろ今後の展開の参考にもなる回でした

以下略



874: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2012/12/11(火) 02:38:12.81 ID:mzUXsX6Bo

 双剣を手に、悠然と立つ銀狼――ゼロに、杏子は声を掛けられなかった。
 頭の中を疑問が駆け巡り、とても口にできなかった。
 そもそも、あれは本当に涼邑零なのだろうか。
 などと棒立ちで考えていると、
以下略



875: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/11(火) 02:42:01.57 ID:mzUXsX6Bo

 そう、例えば。
 真っ先に挟撃される状況を打破。
 その際、突破口となるのは弱い方。少なくとも、さして脅威と見なしていない方。
 つまり、狙いは杏子なのだ。
以下略



876: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/11(火) 02:44:56.47 ID:mzUXsX6Bo

「――がっ!?」

 と、呻いて耳を押さえた。
 突然の耳鳴り。次いで耳と頭に響く激痛。
以下略



877: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/11(火) 02:48:22.40 ID:mzUXsX6Bo

 やがて、二人が手に取った楽器を見て、杏子は音楽の正体に気付く。
 それは、ヴァイオリンの音色。

――まさか……これがホラーの能力だってのか……?
以下略



878: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/11(火) 02:50:31.24 ID:mzUXsX6Bo

 肌を焦がす熱気と、肌を刺す冷気。
 それらが徐々に強まっていくのが、目を閉じても感じられた。
 近付いてくる炎弾と氷弾。 これは獲物を捕らえておくだけの生易しい物ではない。
 さしずめ、炎と氷の牢獄。じわじわと責め殺す為の拷問に等しい。
以下略



879: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/11(火) 02:53:25.74 ID:mzUXsX6Bo

 ひとつは諦観。
 どうせ友達も、恋人も、家族もいない。学校も、帰る家もない。
 夢もなければ、生に執着する理由がない。
 すべて諦め、奪われる前に自ら捨てることで絶望を回避し、人として死ぬ。
以下略



880: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/11(火) 02:56:01.73 ID:mzUXsX6Bo

 それだけは我慢ならなかった。
 一方的な希望に縋るつもりも、屈するつもりもない。そして絶望も御免だ。
 こんな幸せな幻にも心惹かれたりするものか。

以下略



881: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/12/11(火) 03:00:25.61 ID:mzUXsX6Bo

「――っ!! っく……っっ……っぁ!!」

 太股に槍が突き刺さる。
 動脈を避けたとはいえ、鮮血が刃を伝って床に染みを広げる。
以下略



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