12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/27(金) 22:18:32.54 ID:z/IdN2wF0
そして、運命の瞬間がやって来た。
あずさ「あれ? あれはなんでしょうか?」
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2012/04/27(金) 22:21:07.28 ID:z/IdN2wF0
貴音「どうしてとは、なかなか悲しいことを言いますね。理由は決まってます、そうでしょう?」
芝居をしているかのようにオーバーな物言いだ。
貴音「帰ってくる同胞を迎えに来てどこかおかしなことはあるでしょうか? ねえ、如月千早」
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2012/04/27(金) 22:23:02.71 ID:z/IdN2wF0
??「いたた……。機内でもこけるって……。でも無事着陸成功なのかな? ってあれ?」
最初に降りてきたのは、2つのリボンが目を引く少女。いつも前向きで、何もないところでこけて、個性がないことに悩んだりする、誰もが愛したアイドル。
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2012/04/27(金) 22:24:43.90 ID:z/IdN2wF0
貴音「何か気付くことはありませんか、天海春香?」
ふてくされる春香に貴音が声をかける。
春香「何かって? ってあれ? 真美ってこんな大きかったっけ? それにプロデューサーさんも妙にダンディだし……。あれ、なんでだろ?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/27(金) 22:27:26.42 ID:z/IdN2wF0
貴音「あなた方は、10年の時を経て羽田へと帰ってきました。これはまさしく奇跡としか言いようがありません」
やよい「どういう意味ですか?」
意味が分からないと言った顔をするやよい。そりゃそうだろう、俺だって急にこんなことを言われたら理解が追いつかない。
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2012/04/27(金) 22:29:45.98 ID:z/IdN2wF0
それぞれが事実を受け入れれたかは分からないが、10年ぶりの再会に涙する遺族達。そんな中――
響「ええ!? にぃにぃと結婚!?」
あずさ「黙っててごめんなさい……」
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2012/04/27(金) 22:35:33.91 ID:z/IdN2wF0
春香「あ、あの……。プロデューサーさん、美希はいないんですか?」
響のほうを見ていると、後ろから春香が声をかけてきた。声にさっきほどの怒りは感じず、少しだけホッとする。
P「アイツは仕事中だ」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/27(金) 22:43:07.50 ID:z/IdN2wF0
貴音「さて、説明に移ります前に、1つ心の準備をお願いします」
P「心の準備? どういうことだ?」
ただ事ではない口ぶりに、部屋に集まった乗客、遺族達がざわめきだす。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/27(金) 22:47:15.31 ID:z/IdN2wF0
貴音「ところで、402便は消失する前に大きな揺れに襲われたと聞いています」
やよい「すっごく怖かったです! 死ぬかと思いました」
亜美「やよいっち高いの苦手だもんね→」
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2012/04/27(金) 22:49:35.75 ID:z/IdN2wF0
貴音「あなた方が体験した急激な揺れは、402便が時間軸のねじれに吸い込まれ、吐き出されたからなんです」
それは突拍子もない事実。時間軸のねじれ? 空想科学の話じゃないのか?
貴音「飛行機が、何らかの理由で光の速度に限りなく近い速さまで加速すれば、飛行機の中で1時間経つ間に、外では10年経つ、と言うのは一応説明可能です」
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