51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 00:50:34.68 ID:pXl8hg5Jo
菫「ただいま帰りました」
斎藤「おお、菫。いいところへ」
菫「どうしたの?」
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2012/05/26(土) 00:53:02.05 ID:pXl8hg5Jo
紬「はぁ……」
紬「自分から立候補しといて、今更やっぱり無理ですなんて言えないわよね」
紬「どうしようかしら……」
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2012/05/26(土) 00:54:19.00 ID:pXl8hg5Jo
菫「あとね、おじいちゃんがすごく心配してたよ」
紬「斎藤が? そうね、そんな振る舞いもしてしまったかもね」
菫「私はお姉ちゃんが何で悩んでいるのか知っているけど
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2012/05/26(土) 00:55:33.75 ID:pXl8hg5Jo
菫「今から脚本の続き書くんでしょ?」
紬「ええ。今日もお夜食をお願いしようかしら」
菫「でも、寝不足でしょ? 今日は早めに寝たほうがいいんじゃ」
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2012/05/26(土) 00:59:00.62 ID:pXl8hg5Jo
菫「――ってことで、学園祭の舞台の脚本で頭が一杯だから悩んでたって訳
だから、あまり心配するなって紬お嬢様が」
斎藤「なるほど……。ところでその舞台の演目は?」
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2012/05/26(土) 01:01:09.06 ID:pXl8hg5Jo
斎藤「おそらく、お嬢様の意中の男性は琴吹家には似つかわしくない者なのだろう
お嬢様は自分をジュリエット、相手の男性をロミオに当てはめ物語を紡いでいる」
斎藤「しかし、あくまであれは創作物。実際に家を捨てる覚悟が自分にはあるのか
例え紬お嬢様にそんな不退転の決意があろうとも相手はどうだろうか」
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2012/05/26(土) 01:02:04.99 ID:pXl8hg5Jo
紬「はぁ……」
紬「こんなことで落ち込んでるのも馬鹿らしいかも……」
紬「本当に澪ちゃんとりっちゃんがロミオとジュリエットになるわけじゃないんだし」
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2012/05/26(土) 01:09:58.20 ID:pXl8hg5Jo
紬「急にどうしたって言うの?」
斎藤「この斎藤。紬お嬢様に大切なお話があり参上いたしました」
紬「話?」
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2012/05/26(土) 01:13:46.18 ID:pXl8hg5Jo
紬「それで、お父様とお母様が結婚する際に何かあったと?」
斎藤「はい。旦那様がたまたま日本へ観光にやってきた一般女性。後の奥様ですが、その方に一目惚れして
屋敷にお連れされ、すぐにでも結婚すると仰ったのです」
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2012/05/26(土) 01:15:54.65 ID:pXl8hg5Jo
斎藤「わたくしは、お嬢様のことを心の底より慕い、お仕えしております」
斎藤「そのお嬢様がお選びになった方も、わたくしは無条件で信頼し
この身が果てるまでお尽くしする所存です」
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2012/05/26(土) 01:17:44.45 ID:pXl8hg5Jo
菫「あの、お姉ちゃん。やっぱりおじいちゃんが言ってたことは見当違いなんじゃ……」
紬「いえ、ほぼ合ってるわ」
菫「ええっ!? じゃあ、こ、こ、こ、恋をしてるってこと!?」
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