207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:17:01.97 ID:l9ykQD6T0
感覚を、間隔をあけて波のように弄られた。
「ああ、素敵ですよ、真……。
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:20:05.37 ID:l9ykQD6T0
三
もう朝が来た。
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:23:49.42 ID:l9ykQD6T0
「おはようございます、母上」
「おはよう、真之丞」
言いながら、あずさは息子の目を覗き込んだ。
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:27:19.75 ID:l9ykQD6T0
本当なら本人でやるべきことなのだが、
息子はたぶらかされている。
あのような精根尽きかけた様を見ては、焦るのもしかたない。
211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:30:13.70 ID:l9ykQD6T0
四
最近良くここへ来る。
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:34:27.80 ID:l9ykQD6T0
「案ずるな、遠くまで上手く逃げられれば。
仕損じて追手がかかっても、
この剣の腕があれば、なに、めったなことで斬られはせん」
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:37:25.16 ID:l9ykQD6T0
「私は、怖いのです」
「いつまでもそうではいられまい。
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:40:46.08 ID:l9ykQD6T0
五
河原では、二人の男が対峙している。
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:44:49.72 ID:l9ykQD6T0
心配するそぶりは露ほど見せずに千早太が言った。
傍らの石ころを蹴る。
216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/23(土) 21:49:04.16 ID:l9ykQD6T0
「千早太と、みきに任せる」
「それが良い」
338Res/186.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。