過去ログ - 妹「なぜ触ったし」
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:24:51.12 ID:yuDoQasso

「いらない。平気。ぜんぜん大丈夫」

 俺は必死になって断った。
 幼馴染に問題を説明するとなると、細かい部分までしっかりと訊き尽くされてしまうだろう。
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:25:31.56 ID:yuDoQasso

 モスは放課後にもう一度タカヤと話をしようとしたが、彼は早々に部活に向かってしまい、機会を逸した。

 俺たちは溜め息をついて教室に残る。
 誰にも言わないというのなら、たしかに害はないのだが……一人だけとはいえ、妙な誤解を受けたままなのは嫌だ。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:25:58.49 ID:yuDoQasso

「なあ、話してもいいか」

 モスに訊ねる。彼は口をへの字にして考え込んでいたが、やがて頷いた。仕方ない、とでも言いたげに。
 俺は別に幼馴染の事情に興味があったわけではない。単に助言を仰ぎたかったのだ。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:26:32.47 ID:yuDoQasso

「じゃあ、協力しましょうか」

 と彼女は言う。

以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:27:05.50 ID:yuDoQasso

「第一、タカヤに見えるところで告白ってなると、他の奴の目にも入るかもしれない」

「それが?」

以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:27:31.56 ID:yuDoQasso

「どうして?」

 どうしてもこうしても、俺と彼女は普段から一緒に行動しているわけでもないのだ。
 普通の頭をしていれば、ただのカモフラージュだと気付くに違いない。
以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:27:57.50 ID:yuDoQasso

 結局、俺とモスはタカヤの部活が終わるのを待った。
 幼馴染も、なぜだかそれに付き合ってくれた。
 
 校門近くで待っていたのだが、タカヤはなかなか出てこない。 
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:28:29.53 ID:yuDoQasso

 不安は残ったが、そこで俺たちはタカヤにもう一度謝罪して、帰路につこうとした。

 ……のだが、そこで何を思ったのか、幼馴染が俺の腕をとって、言った。

以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:29:09.99 ID:yuDoQasso

 モスは呆れた顔で溜め息をつく。

「……じゃあ、君たちは、えっと」

以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:29:43.06 ID:yuDoQasso

「あのさ、図々しいこと頼んでもいいかな?」

 タカヤは大真面目な表情で言った。

以下略



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