458:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:32:05.53 ID:zo/zVMQg0
しかし、
459:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:34:03.25 ID:zo/zVMQg0
誰かを思う願いで誰かを失ってしまうのなら、初めから自分のために願い、生きればいい。
家族を失い、家族のように慕っていたマミと会わなくなってから、
460:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:34:41.16 ID:zo/zVMQg0
誰かを思う願いで誰かを失ってしまうのなら、初めから自分のために願い、生きればいい。
家族を失い、家族のように慕っていたマミと会わなくなってから、
461:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:37:02.43 ID:zo/zVMQg0
コップに入った水を飲み干し、杏子は深呼吸をする。
462:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:39:01.00 ID:zo/zVMQg0
「ごちそうさま」
「ん、はいよ」
463:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:40:00.30 ID:zo/zVMQg0
「ん、4000円ね」
「……え?」
464:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:42:17.13 ID:zo/zVMQg0
「ん、毎度」
店を出れば異世界に来たような喧騒に包まれ、昼間の眩しさもあって杏子は眉を顰める。
465:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:43:56.14 ID:zo/zVMQg0
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
身を竦ませる冬は終わり、人々が浮足立つ春が訪れた。
466:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:46:03.16 ID:zo/zVMQg0
「なんなんだ一体……」
「ねえ、これ見て」
467:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:48:31.46 ID:zo/zVMQg0
杏子が安堵の息を吐いて、その扉に手を掛ければ、まるで自分の家に帰って来た娘を迎えるように、あっさりと開いた。
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