772:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:30:59.83 ID:yCz6151q0
「あんた、自分が何をしたか解ってんの」
何をしたか、ですって?
私、暁美ほむらは神に仇なし、世界の条理を覆した"悪魔"。
773:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:31:59.36 ID:yCz6151q0
「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!」
「…………」
「…………」
「…………い、今でも徐々に記憶は変わりつつ――」
「いやちょっと待って。今の何?」
774:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:33:20.88 ID:yCz6151q0
「あだぁっ!!!」
ピチピチ。
「な、何が……」
775:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:34:57.32 ID:yCz6151q0
「今朝、中沢君が突然校庭にできた大穴に落ちて全治2か月の怪我をしてしまいました。皆さんもあの穴には近づかないように」
落ちたのはどうやらクラスメイトの中沢らしい。
彼が落ちたことはどうでもよいことだが、なぜ穴ができたのかについては原因はわかっていないらしい。
776:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:36:28.80 ID:yCz6151q0
「よ、よろしくお願いします!」
無事にまどかの自己紹介が終わり、戸惑いながらも彼女があるべき席へと向かっていった。
謎の液体は消え去り、歪みはなくなった。
何事が起きた形跡も見当たらない。
777:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:37:37.13 ID:yCz6151q0
転校生というものはやはり珍しいらしく、周囲の視線はまどかへと向けられ、恥ずかしそうにしているのが後ろを向かずとも分かる。
久しぶりの見滝原はどうかとか、名前のことだとか、そんな他愛のない話をした。
歩を進める音が大きくなるほど、私たちの距離が離れていく。
778:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:38:42.98 ID:yCz6151q0
…***…
同じ頃、佐倉杏子が早弁をしようと弁当箱の包みを広げていた。
「あんたまた早弁? そんで昼にまたパンとか買うんでしょ」
779:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:40:23.14 ID:yCz6151q0
私は焦っていた。
まどかが全く元に戻ろうという気配がないのだ。
まどかの瞳が黄金色に染まり、魔法少女たちを救済してきたあの目に戻ろうとしている。
このままでは間に合わなくなってしまう。
780:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:41:17.74 ID:yCz6151q0
…***…
同じ頃、巴マミは慌てて自分の教室に駆け込んできた。
次は音楽の授業ということで移動をしていたのだが、資料を鞄に入れたままにしていたのだ。
781:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:42:09.45 ID:yCz6151q0
これでも駄目だというの?
流石にこの世界を形作った際の歪みそのものを正すには、この程度では足りないということなのかしら。
髪を結ったリボンも解け、髪の毛も少し伸びてきたような気がする。
私は三度目の手を叩いた
782:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/08(日) 15:42:36.32 ID:nA2sLD+co
面白いww
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