過去ログ - まどか「魔法少女の短編集」
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779:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:40:23.14 ID:yCz6151q0
私は焦っていた。
まどかが全く元に戻ろうという気配がないのだ。
まどかの瞳が黄金色に染まり、魔法少女たちを救済してきたあの目に戻ろうとしている。

このままでは間に合わなくなってしまう。
以下略



780:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:41:17.74 ID:yCz6151q0
…***…

同じ頃、巴マミは慌てて自分の教室に駆け込んできた。

次は音楽の授業ということで移動をしていたのだが、資料を鞄に入れたままにしていたのだ。
以下略



781:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:42:09.45 ID:yCz6151q0
これでも駄目だというの?
流石にこの世界を形作った際の歪みそのものを正すには、この程度では足りないということなのかしら。
髪を結ったリボンも解け、髪の毛も少し伸びてきたような気がする。

私は三度目の手を叩いた


782:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/08(日) 15:42:36.32 ID:nA2sLD+co
面白いww


783:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:42:49.34 ID:yCz6151q0
…***…

同じ頃、百江なぎさは同級生たちと一輪車に乗る練習をしていた。

しばらく病院通いだったなぎさは運動ができる方ではなく、友人たちの中で一人だけ一輪車に乗ることができないのだった。
以下略



784:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:43:43.55 ID:yCz6151q0
三度叩いても全く効果はなく、まどかは順調に世界の法則に飲み込まれていく。

こんなちゃちな叩き方では駄目なようだ。
恐らくどこかで不思議な事象が起こっているのかもしれないが、そんなことを気にしてはいられない。

以下略



785:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:44:38.81 ID:yCz6151q0
…***…

同じ頃、見滝原の小高い丘で一匹の白い獣が街を見下ろしていた。
猫のような耳から垂れる毛には、原理は分からないが金輪がくっついており、チェリーのように赤い瞳は、歪みと瘴気に溢れる空を映している。

以下略



786:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:46:15.24 ID:yCz6151q0
「ちょ、ちょっとほむらちゃん!?」

気が付けば、私はまどかに抱き付いていた。
私の力ではもはやどうしようもないと思うと、咄嗟に体が動いてしまったのだ。

以下略



787:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:47:24.75 ID:yCz6151q0
月明かりの夜。
クレーターが出来て大騒ぎになったという丘で、私は一人世界を見守る。
見守る、という言い方は語弊があるけれど。
歪んだものは直さなければならないから、こうして誰もいない見通しのいい場所でまどかが愛したこの街を眺めることにしている。

以下略



788:ぱるぷん手[saga]
2014/06/08(日) 15:48:00.09 ID:yCz6151q0



             だぁぁまあああありぃぃなぁぁぁぁさあああぁぁぁぁあぁぁあぁぁいぃぃいいいぃぃぃぃぃ!!!!!!!

以下略



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