過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 00:59:36.08 ID:d9kkN+bY0
アキ「そうだ、オリコン1位、凄いですね」

千早「あなただって、初登場2位じゃない。十分誇れると思うけど?」

アキ「なんか嫌味に聞こえますよ?」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:07:17.64 ID:OeN9eK850
その日の天気予報は晴れだったけど、実際は今にも崩れてしまいそうな灰色模様だった。

男「秋月ー! 俺だー、結婚してくれー!!」

涼「ぎゃおおおおん!! いきなり結婚は無理、って交際自体無理だよー!!」
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4:行き成り誤字。実際は→実際には[saga]
2012/06/08(金) 01:16:40.02 ID:geTF/MjH0
屋上は施錠されているけど、僕は鍵を持っている。入学記念にと従姉がくれたんだ。一体どうやって調達したかは知らないけど、おかげで僕は入学してすぐにサンクチュアリを手に入れた。野獣と化した同級生を撒くには、ちょうどいい。鍵を差し込むと、ドアが既に開いていることに気付く。

涼「あっ、昨日閉め忘れちゃったかな?」

従姉曰く、うちの学校の見回りは結構ずさんらしく、ここまで来ないことも多いそうだ。誰かいるのかな? と恐る恐るドアを開けると、歌が聞こえてきた。空気を震わせ、僕の耳から、体中に行き渡る。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:20:27.72 ID:d9kkN+bY0
千早「何の用かしら?」

涼「あっ、すみません。邪魔、しちゃいましたか?」

千早「別にそうでもないわ。歌い終わったところだし……」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:27:28.82 ID:geTF/MjH0
千早「CDを?」

涼「はい。3枚ずつ」

千早「3枚ずつ? 良く分からないけど、ありがとうと言うべきなのかしら」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:36:16.95 ID:d9kkN+bY0
 それなりにどころじゃない。売り出し始めたばっかと言え、世間では未来の歌姫と呼ばれ、輝かしい将来を期待されているぐらいだ。まだまだヒヨっ子の僕なんかと比べたら、月とすっぽん、天と地の差だ。従姉もこう評する。

従姉『そうね、みんなポテンシャルが高いけど、千早と美希は別格ね。持っているものが違うわ。でも癖があるのよねー。全く、プロデューサーには同情を禁じ得ないわ』

 とは従姉の談。なるほど、話してみるとテレビでの印象通り、堅物な人なのかもしれない。歌っているときはとても楽しそうなのに、バラエティや写真を見ると、どれもマネキンみたいに硬い表情をしていた。実は一度だけ共演したことがあるけど、向こうは覚えてないんだろうな。
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:38:20.57 ID:d9kkN+bY0
千早「あなたがここを使ってたのなら悪いことをしたわね。失礼させてもらうわ」

あれこれ考えていると、千早さんは無表情のまま退散する。

涼「あ、あの!」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:41:19.06 ID:geTF/MjH0
涼「いただきまー」

『電話来たよー!!』

涼「わぁ! な、何!?」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:43:10.75 ID:eHSUxDAV0
涼「は、はい鈴月ですけど。石川社長、どうしたんですか?」

石川『よろしい。私達からの電話は、鈴月アキで受け取る。そう決めたはずよ?』

涼「すみません……、勝手に着信音を弄られちゃいまして」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:47:10.62 ID:geTF/MjH0
涼「え? 良いんですか?」

石川『あなたの得意なダンスレッスンだしね。愛と絵理と比べて、ダンスに関してはあなたは頭一つ抜けてるから、ちょうどいいんじゃないの? その分、明日からバリバリ働いてもらうわ』

涼「ありがとうございます!」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:57:43.28 ID:eHSUxDAV0
涼「でもどこに引っ越すんだろ。教えて貰ってないや。かけ直そ」

聞き返そうと社長に電話するも、忙しいのか出てくれない。そんなこんなしてるうちに5時間目を告げるチャイムが鳴り、ポツポツと雨が降ってくる。どうやら天気予報は、外れたようだ。

涼「って遅刻しちゃう! お昼ご飯食べてないし……。でもひとり暮らし出来るからいっか!」
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