過去ログ - 弟子「そ、某を、是非とも弟子に!」剣士「めんどくさすぎワロタ」
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◆ClmoeYz2r6
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2012/07/27(金) 21:31:58.42 ID:N+Z7/Leeo
――10分後
女侍「おや、これは……?」
以下略
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:32:43.95 ID:N+Z7/Leeo
剣士「時間が経っているが、効果は解らないからな。気をつけろ」
弟子「ですが、これは立派な物証です」
女騎士「いいえ、それは御前試合に不正があったことの証明ではありますが、相手がかの名家であるということの証拠ではありえませんわ」
以下略
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:33:51.25 ID:N+Z7/Leeo
父「おっしゃる通りでございます」
弟子「ち、父上! お体は……」
父「大事ない……剣士殿でいらっしゃいますね。お噂はかねがね伺っております。愚息がご迷惑をおかけして……ごほっ」
以下略
34
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:36:03.04 ID:N+Z7/Leeo
父「?」
剣士「『知る』ということは、取り返しがつかないのです。『知った』状態から『知らない』状態へは戻れません」
剣士「それは紫の絵の具から、青色だけを取り出して、赤に戻すようなものです。絶対不可能です」
以下略
35
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:37:05.43 ID:N+Z7/Leeo
弟子「……ありがとうございました」
女侍「?」
弟子「兄が亡くなってから、あんなに楽しそうに笑う父は初めて見ます。皆様のお陰です」
以下略
36
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:37:45.59 ID:N+Z7/Leeo
剣士「疑問なのは、名家がどうして御前試合なんて目立つ場で兄を殺したのかだな」
女侍「そうですね……単に殺害するならば、他にも手段はあったはず……わざわざ、替え玉などという力業を使ってまで、どうして……?」
女騎士「……こういうときは、なにか単純に『利』があったと考えるのが妥当ですわね」
以下略
37
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:39:02.63 ID:N+Z7/Leeo
――夜 酒場 カウンター席
警護兵「おーい、もうビール一杯!」
以下略
38
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:39:53.96 ID:N+Z7/Leeo
女侍「グビッ、グイッ、グイッ」
警護兵「い、いける口だね、姉ちゃん」
女侍「えぇ、この国の酒は悪くありません。 ところでどうなさったのです? 随分と顔が赤いようですが」
以下略
39
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:41:10.69 ID:N+Z7/Leeo
女侍「御前試合ですか。この王都ではかなり盛り上がる催しだとか」
警護兵「王都どころか、盛り上がるのは国中さ」
警護兵「王城の闘技場を一般開放して、観客席は総立ち見だよ。貴族も町民も無礼講。まぁ、流石に王様は特別席に座ってるけど」
以下略
40
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:42:27.70 ID:N+Z7/Leeo
女侍「なるほど。興味深いお話ですね。臨時収入ってのは、賭けでお勝ちになったということですか?」
警護兵「へへへ、いやぁ。まぁ、はは……これ以上は、ちょっとここじゃ言えねぇなぁ」
女侍「おや、そうですか」
以下略
41
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:43:26.01 ID:N+Z7/Leeo
警護兵「……う、くっ」
女侍「大声を出しても刺します。逃げようとしても刺します。黙っていても、私がこの奢って頂いたビールを飲み干したら刺します」
女侍「……よもや、できるはずがないとは、思っておりませんね?」ニコッ
以下略
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