過去ログ - 弟子「そ、某を、是非とも弟子に!」剣士「めんどくさすぎワロタ」
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◆ClmoeYz2r6
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2012/07/27(金) 21:39:02.63 ID:N+Z7/Leeo
――夜 酒場 カウンター席
警護兵「おーい、もうビール一杯!」
以下略
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:39:53.96 ID:N+Z7/Leeo
女侍「グビッ、グイッ、グイッ」
警護兵「い、いける口だね、姉ちゃん」
女侍「えぇ、この国の酒は悪くありません。 ところでどうなさったのです? 随分と顔が赤いようですが」
以下略
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:41:10.69 ID:N+Z7/Leeo
女侍「御前試合ですか。この王都ではかなり盛り上がる催しだとか」
警護兵「王都どころか、盛り上がるのは国中さ」
警護兵「王城の闘技場を一般開放して、観客席は総立ち見だよ。貴族も町民も無礼講。まぁ、流石に王様は特別席に座ってるけど」
以下略
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:42:27.70 ID:N+Z7/Leeo
女侍「なるほど。興味深いお話ですね。臨時収入ってのは、賭けでお勝ちになったということですか?」
警護兵「へへへ、いやぁ。まぁ、はは……これ以上は、ちょっとここじゃ言えねぇなぁ」
女侍「おや、そうですか」
以下略
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:43:26.01 ID:N+Z7/Leeo
警護兵「……う、くっ」
女侍「大声を出しても刺します。逃げようとしても刺します。黙っていても、私がこの奢って頂いたビールを飲み干したら刺します」
女侍「……よもや、できるはずがないとは、思っておりませんね?」ニコッ
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42
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:44:23.49 ID:N+Z7/Leeo
警護兵「わ、解った! 言う、言うから……!」
警護兵「あ、あぁ、そうだ。お、俺は、御前試合の前の夜……闘技場に一人の男を入れた」
女侍「当然、立ち入りは厳禁だったはずでは?」
以下略
43
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:45:35.56 ID:N+Z7/Leeo
女侍「……昔、一人の娘がおりました」
警護兵「へ?」
女侍「ここから遠く、東の国のお話です」
以下略
44
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:46:46.73 ID:N+Z7/Leeo
女侍「…………」
??「…………続きは?」
女侍「…………娘が見つけたとき、剣客は貧民街のさらに端、ぼろぼろの、小屋と呼ぶにも怪しい家に住んでおりました」
以下略
45
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:47:58.64 ID:N+Z7/Leeo
女侍「その立ち会いは…………そうですね。一言で言うなら、楽しかった」
女侍「道場の師範の胸を借りて、ただ遮二無二、己をさらけ出して、剣を振っていた頃のような……」
女侍「……ですが、娘は、剣士に負けました。剣士は余りにも強すぎた。それこそ、剣を握りたての初心者と、道場師範ほどの差がありました」
以下略
46
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:48:46.83 ID:N+Z7/Leeo
女侍「ふぅ……話しすぎました」グイッ
女侍「お酒もなくなりましたし……」
警護兵「ひぃっ!」
以下略
47
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/27(金) 21:50:19.92 ID:N+Z7/Leeo
――酒場の外
弟子「……女侍殿」
女侍「なんでしょう?」
弟子「…………ありがとうございました。お陰で、頭が冷えました」
以下略
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