過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:38:47.72 ID:L/r+qrj2o
香ばしい味噌の香り。どこか郷愁を感じさせるこの匂いに自分は日本人だということを再確認させられる。

鯖の味噌煮という料理は日本食を代表する一品だろう。
寿司だの天麩羅だのという代表的なものではない、非常に地味なものだ。
けれど日本という文化と風土が色濃く出ている。
以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:39:34.30 ID:L/r+qrj2o
「なんていうかさ。お前って見た目と中身のギャップが激しいよな」

「そう?」

鯖と一緒にご飯をぱくつきながら彼女は軽く首を傾げる。
以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:40:27.14 ID:L/r+qrj2o
「上条ー。唐揚げ一個ちょーだい」

「何を言うてますんセイヴェルンさん。これは上条さんの貴重なタンパク源ですぞ?」

「食券交換してあげたじゃない」
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:41:54.94 ID:L/r+qrj2o
「何よ。いちゃ悪い?」

そういうことを言ったわけではないのだが、珍しい。
健康にことさら気を使う彼女の昼食は基本的に手製の弁当だ。
同じ弁当派ということで上条もたまにレシピを交換しているのだが、なぜかそのとき周囲の目が刺さることに最近になって気付いた。
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:43:23.73 ID:L/r+qrj2o
「そういうもんかね」

「そういうものよ」

言って鯖を口に放り込む。
以下略



114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:45:11.06 ID:L/r+qrj2o
「最近なんか妙な事件があったみたいだけど、大丈夫なのかしらね」

「へー、そーなんだー……」

思い当たる節が多いだけに顔が引きつるのを抑えるので精一杯だった。
以下略



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:47:40.88 ID:L/r+qrj2o
「……さてと」

続いて残っていたほうじ茶を一気にあおり土御門も立ち上がる。

「んじゃ俺も。お先ー」
以下略



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:48:23.65 ID:L/r+qrj2o
「だから何がだよ」

上条の言葉に吹寄は視線だけで周囲を確認すると上条に顔を寄せる。
ふわりと嗅ぎ慣れない香り──多分彼女の使っているシャンプーか何かだろう、不意のことに思わずどきりとする。

以下略



117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/23(土) 20:51:46.15 ID:L/r+qrj2o
週一更新とはなんだったのか


118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/24(日) 10:44:59.63 ID:ZL6LCLOqo
面白くなってきたな



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/25(月) 16:50:44.85 ID:Fqqq1dob0



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