過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/06(月) 02:56:23.03 ID:wDy2zxCIO
盗人猛々しい


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]
2012/08/06(月) 04:24:06.57 ID:6qmbNwtAO
残酷歌劇のひと?


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:46:31.15 ID:Wiz6b3VDo
ちょくちょくと投下


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:48:41.56 ID:Wiz6b3VDo
その後。

姿の見えなくなったアウレオルスを探していたシスター(三十五歳独身)に三十分ほど揃ってお小言を頂戴した。
どうして私まで説教されないといけないのか。はなはだ理不尽だ。

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:50:15.39 ID:Wiz6b3VDo
『城なんて別に珍しくもないでしょ。バチカン就きならサンタンジェロ城があるでしょうに』

もっとも両者の歴史的背景には確かな差があるのだけれど――。

『はっきり言ってもいいのよ? 幽霊でも出そうだ、って』
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:51:43.25 ID:Wiz6b3VDo
「博物館の方に回ってみればいるかもしれないわね」

「やめてくださいよぅー」

こういうことで簡単に半泣き顔になるから嗜虐心をそそられるのよね。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:53:06.38 ID:Wiz6b3VDo
歌詞はかすれていて聞き取れないけれどメロディは分かる。

『Silent night』――多分、世界一有名な賛美歌だ。
日本語では『きよしこの夜』だっけ?

以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:54:56.33 ID:Wiz6b3VDo
「っと……」

目的地に着いた。
通路の脇にある扉の向こうは塔の外周部分にあたる小部屋だ。
足音が消えたおかげで歌声が小さいけれどはっきりと聞こえてくる。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:56:36.39 ID:Wiz6b3VDo
部屋は無人だった。
簡素なベッドと文机、その上に灯の入ったランプが置かれている以外は何もない、酷く簡素な部屋だった。

窓には鎧戸が下ろされ外は見えない。
念のため部屋に首を突っ込み全周を確認したが、やはりそれ以上は何もない。
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:58:09.64 ID:Wiz6b3VDo
この部屋にいたのはきっと塔の上で歌っている何者かだ。
妖精にでも隠されていない限りは。

「えええ――」

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:59:36.47 ID:Wiz6b3VDo
それは白い修道服だった。

こちらに背を向けているために真っ白な人影が夜闇に浮かび上がっているように見える。
ヴェールの縁に金糸で飾りの刺繍が施されているが、そのパターンの一つ一つが魔術的な意味を内包しているのは一目で分かる。
背は低い。背後の弟子と同じくらいだろうか。
以下略



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