過去ログ - P「ここはどこだ……」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:21:40.88 ID:T8SVpnRDo
「いやさ、俺が俺でなくなるくらいだったら
俺が育てたアイドルに終わりにしてほしいと思ったんだ」

「……それでも酷い言い方だったと思います。」

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:23:06.34 ID:T8SVpnRDo
「本格的に貴方の異変に気付いたのは水瀬伊織です」

プロデューサーの要望通り、女は話を続けます

「伊織か」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:24:16.74 ID:T8SVpnRDo
「でも彼女はそのことを誰にも言いませんでした」

「そうなのか」

「そのせいもあってか、貴方が辞めると聞いたときは皆が驚いていましたよ」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:25:17.33 ID:T8SVpnRDo
「そこで皆には内緒、という条件で貴方は真実を告げました」

女はプロデューサーにかまわず話し続けます。
彼はじれったくなってとうとう口を挟みました。

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:25:58.41 ID:T8SVpnRDo
「事務所を辞めた後、自宅で過ごしていた時に伊織とやよいが来たんだ」

プロデューサーは思い出すように訥々と語りだしました。

「どうやらそのようだったみたいですね」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:28:38.58 ID:T8SVpnRDo
「ひとしきり部屋を掃除した後、伊織になぜ事務所を辞めたのか尋ねられたんだ。
そこで俺は二人に真実を話した」

「隠そうとはしなかったのですか?」

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:29:12.03 ID:T8SVpnRDo
「では、続きを」

「ああ。伊織たちの訪問からちょうど1週間後、
律子から電話があったんだ。」

以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:30:10.94 ID:T8SVpnRDo
「貴方が何の感情も見せていなかったから、でしょうね」

「もうあきらめ気味だったからな」

女はそうですか、とだけ言って軽く腕を伸ばすとこう続けました。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:31:21.36 ID:T8SVpnRDo
久しぶりに目をつぶって、プロデューサーはこれまでの長い道のりのことを思い出しました。
もちろん、ただ白いもやの中でただただ歩き続けたことも。

ここで一つの疑問が浮かび上がります。
そういえば女は白いもやのことなど全く話していなかったのです。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:32:17.21 ID:T8SVpnRDo
―――――

「おはようございます」

プロデューサーが目を覚ますと、横で女が正座をしていました。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/11(土) 04:33:36.94 ID:T8SVpnRDo
「事務所に行った次の日にすぐ俺は入院したんだ」

「そうでしたね」

「その辺からどうも弱ってたらしくてね、
以下略



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