454:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/02(火) 14:06:45.42 ID:q4zYpUIDO
クロ「そうも言ってらんねーだろうが、元気になりゃ学校に行く!中学生が甘えんなっつーの」
枕を抱きかかえて、駄々っ子のように唇を尖らせるまどかにクロはめんどくさそうではあるが、諫言めいた言葉をかけた。
455:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/02(火) 14:26:40.14 ID:q4zYpUIDO
まどか「『行くだけ行ってみろ』」
クロ「……」
456:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/02(火) 14:58:36.33 ID:q4zYpUIDO
まどか「うぅ……酷いよぉ、クロちゃん」
クロ「ふん、オイラにちょっかいかけるなんざ百年はえーよ」
457:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/02(火) 20:10:43.36 ID:q4zYpUIDO
まどか「お腹の整理?」
おう、と頷いた彼は腹についたハッチを開き、左手を突っ込んだ。
そして、ゴソゴソと中を漁るような動作を見せている。
458:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/02(火) 20:34:51.22 ID:q4zYpUIDO
まどか「もう……クロちゃんってば、ホントに心臓に悪いドラえも○なんだから……」
クロ「んだよ、冗談だぜ冗談」
459:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/02(火) 21:02:12.65 ID:q4zYpUIDO
その後も、次々とベッドの上にならべられる、ガトリング・剣・銃・ニワトリの着ぐるみ等々、その一つ一つにリアクションを起こしたり、大袈裟に驚いている間に時間は過ぎていった。
クロ「まぁ、こんなもんだろ」
460:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/02(火) 21:15:46.32 ID:q4zYpUIDO
謝罪の言葉というより、侍が斬り掛かってくるような意味合いで叫びながらまどかはクロに飛び掛かって、クロの腹に手を突っ込んだ。
クロ「おまっ、バカ!ダッハハハハハ、くすぐったいくすぐったいって!!」
461:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/02(火) 21:36:26.38 ID:q4zYpUIDO
クロ「はーはーっ!なんなんだよこいつは……」
大きく荒い息をしながら、自分の腹に手を突っ込んだまま、身体の上に倒れこんだまどかに毒づいた。
初めて出会った時の控えめで静かだった頃の彼女はどこにもいなかった。
462:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/02(火) 21:48:29.57 ID:q4zYpUIDO
少し、自分の身体について不安になるが、考えたって仕方がない。
まどかの腕を腹から抜き取った、その時だった。
クロ「ん?」
463:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/02(火) 22:00:12.60 ID:q4zYpUIDO
この時、クロは動揺を隠せなかった。
何故、なんのためにコレを自分が所有しているのか、あの戦いの後、確かにこれは『彼』がバラバラにして隠したはずだった。
人類が、正しく力を扱えるようになるまでにと。
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