過去ログ - 春香「ねぇプロデューサーさん?」
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61:3/3[saga]
2012/08/24(金) 01:45:35.80 ID:+gymnPO2o
私達の入れ知恵が思いのほか大きな効果をもたらしたと考えられる。
そうでないと、プロデューサーは置いておくとして、
小鳥さんのあの異常なまでのテンションの上がり方は説明がつかない。
62:1/4[saga]
2012/08/24(金) 01:47:56.59 ID:+gymnPO2o
【大人の節度】
「えーっと……律子、それに春香」
緊張というか、小っ恥ずかしいというか、なかなか言葉がスムーズに出てこない。
63:2/4[saga]
2012/08/24(金) 01:51:33.26 ID:+gymnPO2o
「ぬぁんですってぇえー!?」
「え? なになに? 律子さん! どうしたんですか!?」
訳もわからずオロオロし始めた春香だけが、状況を理解していないようだ。
64:3/4[saga]
2012/08/24(金) 01:55:09.74 ID:+gymnPO2o
事務所を出て最初に遭遇した信号機が赤に変わる。
俺たちを乗せた車は道路交通法を遵守するべく停車した。
春香はその信号の色に会わせるかのように会話を止め、黙り込んでしまった。
65:4/4[saga]
2012/08/24(金) 01:57:13.87 ID:+gymnPO2o
「はぁ」
「なんですか? 溜息なんて付いちゃダメですよ?」
「あぁスマンスマン」
66:1/5[saga]
2012/08/24(金) 02:00:19.18 ID:+gymnPO2o
【乙女よ大志を抱け】
移動中の車内ですることといったら、プロデューサーさんと軽く打ち合わせをするか、
街ゆく老若男女や老若犬猫など、それぞれの営みの断片を眺めるか、
心の中でアレコレと考えを巡らすか……。
67:2/5[saga]
2012/08/24(金) 02:02:19.54 ID:+gymnPO2o
プロデューサーさんと恋仲になる可能性。
限りなくゼロに近くて、頭に『不』の字を冠するようなものだろうけど、
そのほんの少しの可能性が存在している所為で、
プロデューサーさんに対する想いがいつまで経っても消えてくれない。
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/24(金) 02:04:06.50 ID:jgpmCHZIO
飽きた
冗長
69:3/5
2012/08/24(金) 02:05:12.90 ID:+gymnPO2o
「何が幸せで、何が不幸なのか……私には分かりません」
本心……それは自分がそうであると信じていたに過ぎなかった。
人の心は見ることが出来ないと言うけれど、それは自分の心だって同じだと思う。
人は自分ですら騙してしまう生き物だから。
70:4/5
2012/08/24(金) 02:06:48.84 ID:+gymnPO2o
そうやって自分の胸の内を知ったとき、私は自分で自分が怖くなった。
負の感情が大きくなって、精神全体を支配してしまいそうだったから。
そして今、私の心はそうした負の感情に蝕まれつつある。
71:5/5[saga]
2012/08/24(金) 02:07:53.89 ID:+gymnPO2o
さて、思えば私の一言から始まったこの物語も、
その天海春香を大トリとしまして、一応の大団円を迎えることとなりました。
もちろん二人の物語はこれから先も綴られていくわけでありまして、
その本のページもまた、これから先もずっと捲られていくわけであります。
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