過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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67: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:18:56.07 ID:PuAv+VZU0

――リザードマン
その名前の示すまま、いわゆる『蜥蜴人間』の事だ。
ゴブリンよりも上位の、より獰猛で、より勇敢で、そしてより残虐な、剽悍なる魔族の戦士種族だ。
身長体格は人間とさほど変わらないが、ゴブリンと違い、
以下略



68: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:19:35.73 ID:PuAv+VZU0

勇者中尉「曹長、喇叭卒を呼べ」
曹長「了解です。オイ!」

曹長の呼びに応えて、他の騎馬警官に比べると些か派手な意匠の制服を着た若い喇叭卒が駆けよって来る。
以下略



69: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:21:13.90 ID:PuAv+VZU0

勇者中尉「各自、バリケードの陰に陣取れ!」
勇者中尉「中隊は右翼に、義勇兵は左翼に!」
勇者中尉「射撃位置に着け!射撃位置に着くんだ!」
勇者中尉「両翼共に第一班と第二班に分けろ!より前のバリケードには第一班が、残りは第二班だ!」
以下略



70: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:22:30.69 ID:PuAv+VZU0

勇者中尉「行軍中を狙われなくて幸いだった」
曹長「そのようですな……敵は、大体、五十から六十程といった所のようで」
勇者中尉「敵の先遣隊か?」
曹長「その可能性は高いでしょうが……来ますかね?」
以下略



71: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:23:24.64 ID:PuAv+VZU0

勇者中尉「弾薬の様子はどうだ?」
副官少尉「潤沢とは言えませんが、義勇民兵も含めて全員に行き渡る分はあります」
勇者中尉「一人何発だ」
副官少尉「カービン用の弾丸をおおよそ二十発ほど支給しました」
以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/04(火) 13:23:59.32 ID:x9Wlqom1o
面白いと感想を言わせて頂く!

竜騎兵が活躍したくらいの文化レベルっぽいのかな


73: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:26:57.60 ID:PuAv+VZU0
>>72
十九世紀半ば、クリミア戦争〜南北戦争ぐらいをですかね<人間側の文明ベル
魔族側はかなり停滞していますが


74: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:27:59.88 ID:PuAv+VZU0

勇者中尉「総員、撃ち方用意ッ!」
曹長「総員、撃ち方用意ッ!」

兵士達は、一斉に銃の撃鉄を『安全段』まで上げ、円錐型に作られた火門に、『銃用雷管』を被せた。
以下略



75: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:28:58.18 ID:PuAv+VZU0

勇者中尉「あそこがおおよそ一〇〇ヤードだ」
勇者中尉「敵があそこに近づくまでは、決して撃つな!」
勇者中尉「敵が一〇〇ヤードに近づいた段階で、第一の斉射を行う」
勇者中尉「その直後に再装填、二回目の斉射の後は」
以下略



76: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/04(火) 13:31:04.64 ID:PuAv+VZU0

バリケードより半身だけ出した兵士達が、一斉にその銃を構えた。
敵の駱馬の脚が、地面を叩く音が徐々に大きくなり、また、その間隔も狭まって行く。
敵が速度を上げているのだ。みるみる、敵の姿が大きくなる。

以下略



77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/04(火) 13:31:58.33 ID:x9Wlqom1o
>>73
いいな、最高に好きな時代だ。
応援してるからがんがれ


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