775:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 00:13:31.05 ID:a6JXZXXTo
「そんな訳ないでしょ。でも麻季はもう君の旦那と縁を切っているんだし」
玲菜がバッグからプリントを何枚か取り出した。
776:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 00:14:30.99 ID:a6JXZXXTo
コンサート当時の日付のメールはなかった。それはそうだろう。この日、麻季は結局奈
緒人を自分の実家に預けてコンサートに出かけたのだから。多分、精一杯着飾って。
そしてその夜、麻季は先輩に抱かれた。二人は直接会って二人きりで過ごしていたので
777:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 00:15:21.19 ID:a6JXZXXTo
僕はプリントを全部読み終わった。その生々しいやりとりに動揺もしたし、僕に対する
鈴木先輩の誹謗めいた言葉に憤りもした。でも結局麻季は先輩を拒絶したのだ。少なくと
も先輩と別れたという麻季の言葉は嘘ではなかった。
778:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 00:16:23.93 ID:a6JXZXXTo
続きを読むと先輩と縁を切ったはずの麻季のメールがまず目に入った。
779:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 00:17:29.42 ID:a6JXZXXTo
「これって・・・・・・」
「結城先輩、ごめんなさい。先輩を苦しめる気はないの。でも事実は事実だから」
780:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/29(土) 00:18:29.24 ID:a6JXZXXTo
「麻季のこと恨んでるだろ」
自分のことで精一杯だったはずの僕はこのとき半ば逃避気味に怜菜と先輩の仲を考えよ
うとした。麻季とのことは考えたくもなかったので実際これは完全に逃避だった。
781:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/29(土) 00:19:00.55 ID:a6JXZXXTo
今日は以上です
782:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/29(土) 12:31:47.50 ID:JJuvtMxno
うぇー……乙
783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/29(土) 17:09:30.80 ID:KGDSCbOIo
どろどろしてきたな
乙
784:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/29(土) 17:34:27.53 ID:vr1m8kfgo
なるほど、この時の伶菜の子供が、、、、いや、なんでもない
785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/31(月) 23:47:57.61 ID:AQ0OypmRo
怜菜の話を聞いて以来僕はずっと考えていた。鈴木先輩が独身じゃなくて怜菜が先輩の
奥さんであったこと、麻季が先輩とはもう連絡していないと言いながらも、親密な相談
メールを送っていたこととか。その事実は僕を苦しめた。でも、辛い思いをすることを必
死で我慢してじっと自分の心の奥底を探ってみると僕が本当に悩んでいたことは麻季の心
1002Res/1204.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。