過去ログ - ビッチ
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927:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 23:57:42.54 ID:eaEKmUkFo

 わずか数ヶ月僕が家庭を留守にしている間に麻季の心境に何が起きたのか、どうして彼
女は自分の夫と子どもたちにこんなひどい仕打ちができたのか。今夜はようやくその答が
聞けるのではないかと思ったけど、滑り出しは最悪だった。謎がさらに深まっていくばか
りだ。もう諦めて帰った方がいいんじゃないか。麻季の心境のことは諦めるつもりになっ
以下略



928:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 23:58:57.31 ID:eaEKmUkFo

「君が家を出て行ったのってさ」

 食欲は全くなかったけど無理に食べ物を口に運んでから僕は切り出した。

以下略



929:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/05(火) 23:59:49.62 ID:eaEKmUkFo

「・・・・・・何で子どもたちを何日も放置したまま家を空けた?」

 僕は力なく言った。もう上手に彼女から考えを引き出す自信なんて消え失せていた。以
前と全く変わらない様子で僕を見つめて微笑んでいる麻季は、僕の妻だった頃の麻季では
以下略



930:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 00:00:46.30 ID:f2bpB/Vto

 奈緒は玲菜にそっくりだ。友人のいない学生時代を唯一といっていい親友の玲菜と過ご
していた麻季にはそう思えた。別に外見だけじゃない。まだ幼いのに他人に対する態度が
すごくソフトなところや、人の気持を優先して自分を抑えるところは、まるで人のいい玲
菜そのものだった。
以下略



931:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/06(水) 00:01:39.30 ID:f2bpB/Vto

 そういう子どもたちに手を焼いた奈緒人と麻季は、外出中に奈緒人と奈緒を引き離すこ
とを諦めた。何か漠然とした不安を感じないでもなかったけど、それがどういうことなの
か当時の麻季にはわからなかった。そして、奈緒人と奈緒の親密な関係は親にとっては嬉
しい悩みなのだと考えようとした。
以下略



932:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/06(水) 00:02:31.59 ID:f2bpB/Vto

今日は以上です


933:[saga]
2013/02/06(水) 01:07:35.38 ID:bAm6EEkg0



934:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/06(水) 03:01:34.98 ID:AC9hG0h7o



935:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/06(水) 08:19:54.56 ID:Qe17xsOY0
ボイスレコーダーって現代の必需品かもな… とくにこういう相手と話すときは。

肌身話さず持ち歩くようにしよう。


936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/06(水) 13:04:31.19 ID:iz6t/OXmo

毎回楽しませてもらっています。


937:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/07(木) 22:39:13.75 ID:1AQJe9pWo

 それはいくら何でも妄想が過ぎるというものだと麻季は思った。彼女は卒業してから全
く連絡を取らなくなっていた玲菜のことを思い出してみた。

 当時、同性の友人がほとんどいなかった麻季にとって玲菜はほとんど唯一の友人であり、
以下略



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