過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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投下
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2012/08/30(木) 09:24:35.87 ID:r7/tUdvr0
また大丈夫と言うの? 嘘なのに?
心配いらないって言うの? そんな言葉には何の意味もないとわかっているのに?
千早「……私、何を考えているのかしら。
まだ春香と決まったわけじゃないのに」
以下略
12
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:25:12.17 ID:r7/tUdvr0
千早「今更……何を……っ」
言葉とは裏腹に、頬の筋肉が緩んでいる自分に辟易する。
プロデューサーに捨てられたと嘆き、責めていたくせに、
プロデューサーからの連絡が入るやいなやだらしなく喜んでしまう。
以下略
13
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:25:44.39 ID:r7/tUdvr0
千早「……これは…………」
なるべく無関心に、なるべく無感動に。
そう釘を刺しながらプロデューサーからの着信を確認すると、どうやら着信はメールのようだったのけれど、
そこに書かれてある内容に眉を顰める。
以下略
14
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:26:15.89 ID:r7/tUdvr0
P「ようやくきたか」
数時間後、私はプロデューサーと一緒に都市郊外の駅にいた。
千早「プロデューサー、いったいどういうことですか? 説明してください」
以下略
15
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:26:41.18 ID:r7/tUdvr0
千早「……でも私、もうアイドルじゃありません」
自分で言っておきながら、ああそうなんだと再認識する。
私のアイドル活動は、少なくとも日本では、あのラストコンサートで終わった。
以下略
16
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:27:10.92 ID:r7/tUdvr0
「あなたが如月千早さん? 初めまして、今日はよろしくね。
いやー本物はやっぱり違うわね。なんというか、オーラが溢れているみたいな……」
千早「は、はあ、ありがとうございます」
以下略
17
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:27:48.06 ID:r7/tUdvr0
千早「あの、二人はお知り合いなのでしょうか?」
女性は私の後ろで作業をしていた。
二人の様子から黒なのは明白だったけど、とりあえず礼儀としてたしかめる。
以下略
18
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:28:26.59 ID:r7/tUdvr0
「え? その反応……もしかして千早さん、ここがあいつの故郷だってことも聞かされてない?
……ちょっと、自分の地元ぐらいしっかり紹介しなさいよ!」
P「うるせえ、何が悲しくてこんな何もないところを紹介しなくちゃいけないんだよ」
以下略
19
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:28:52.28 ID:r7/tUdvr0
「千早さん……?」
千早「は、はい……?」
「ぼうっとしているように見えたんだけど大丈夫……? 疲れちゃった?」
以下略
20
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:29:21.48 ID:r7/tUdvr0
「はーい、見張りお疲れさま。もう入ってきていいわよ」
女性の許可がおりるとプロデューサーが入ってきた。
「どうよ」
以下略
21
:
投下
[saga]
2012/08/30(木) 09:29:48.05 ID:r7/tUdvr0
千早「プロデューサー、無理に言わなくても……」
元々、プロデューサーはお世辞がうまいタイプではない。良いところは良いといい、悪いところは悪いとはっきりと言う。
人によってはそれを厳しいと感じる人もいるかもしれないけど、
そんな甘くないプロデューサーと一緒だったからこそ私は高みに立てたのだと思う。
以下略
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